いま、ジオラマ(もどき)を製作中ですー!
前回はジオラマの植物を植えていきました
で、今回は草について挑戦してみたいんですけど
ジオラマで草を生やすときによく使用されているのが
「グラスセレクション」とか
「スタティックグラス」とか(どちらも同じ素材だと思う)
そういうナイロン製?の短い毛のアイテムがありまして、
それを地面にパラパラとばらまく、
という手法なんですよね
で、普通だと、上から手でふりかけるだけなので、
その毛は地面には「立たない」じゃないですか?
でね、すごいことに
世の中には「グラスマスター」っていう、
この草を「立たせる」装置があるんですよ!!
「どんだけこだわってんだよ!?」って
ぼく、最初はビックリしましたよw
ただ、この「グラスマスター」って装置がですね
そのお値段が2万とか3万とかで、
まぁ、かなーりお高いワケですよ
それで「ならばその装置の原理を簡単に再現しよう!」
ってことで、この「グラスマスター」を
自作しちゃってる猛者が世の中にはいらっしゃるのです!
まじですごいよ!もう頭が下がりますよー
ということで、今回は先輩諸兄のお知恵を拝借して
僕も「グラスマスター」の自作に挑戦してみますよー!
「グラスマスター」の自作に挑戦
まず用意するものは・・・
「ナイス蚊っち」という蚊を電撃ショックで
パチッと退治するテニスラケット状のアイテムです
あと先輩諸兄は「茶こし」を使われていたんですが
僕は「排水口用の網」を100均で用意しました
あと「ワニ口クリップ(100均)」です
これらを組み合わせれば
「グラスマスター」が自作できる!
とのことなんですよ
どういうことかというと・・・
これは作り方を見てもらったほうが早いので
早速、制作してみますー
まず、ラケットの持つ部分をドライバーで開けます
すると、中はこんな風になっていまして・・・
で、配線が緑が2本、赤が1本ありまして
金網に接続されています
で、これを・・・
緑の1本は不要なので根本から切断します
で、赤と緑の先端にそれぞれ
ワニ口クリップをハンダ付けします
ちなみに、このハンダ付けの時に便利なのが
「クリンピング プライヤー」という道具で
これがあればビニールコードのビニール部分だけを
簡単に剥くことができます
これ、ニッパーでやろうとすると
サイズの調整が難しくて中の銅線まで切ってしまって、
周りのビニールだけ剥くのが中々難しいんですよ
なんかこんな道具を使うのは
仰々しいなぁ、とも思ったんですけど
あまりに失敗ばかりでマジでストレスだったので
思い切って購入しました
いやねー、やっぱ専門の道具は違いますよ
僕はこれを使ってストレスから解放されましたよ
ついでにハンダごては
白光の「FX-600」という製品がオススメです
200度から500度まで温度調整ができるタイプで
設定温度に達するとランプが点灯して教えてくれるんですが
10秒もかからないんですよ
「そんなに早いの!?」って最初ビックリしました
あとコテ先は「T18-C1」という
細いタイプに変えてるんですけど
これ、溶接表現にも使えるんで重宝してます
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さて、ラケット部分を取り外したので
持ち手の先端の部分にスキマが空いてしまいます
ここは、スタイロフォームで埋めることにしました
なんかカットがテキトーでスマンw
あ、忘れてた、
1本はコードを長くしておくんだった(痴呆)
てことで1本は長くしまして・・・
んで、先端に排水口の網を挟み込みました
で、ワニ口クリップをつけてこれで完成ですー
この網は「茶こし」を使って
直接、茶こしにハンダ付けする
やり方もあったんですが
この先、網を交換する可能性もあるかなぁ?
と思って、僕はこのような形にしてみました
なお、電源は単三電池2本です
これは「ナイス蚊っち」には付属してないので
別途、用意する必要がありました
では、使ってみよーう!
ほんとに草が生えるのか?試してみるw
んで、使い方ですが、
釘や虫ピンなどをジオラマの地面に刺して
ワニ口クリップをつけます
草を生やしたい所にはマットメディウムや水溶き木工ボンドを塗っておきます
草は「グラスセレクション」を使ってみます
これでスイッチを入れながら草をパラパラすると
静電気の作用かなんかで、
草が立つ、ということなのですー
なんか僕が小学生の頃には
下敷きをこすって髪の毛を立たせる、
っていう遊びがあったんですけど
ああいう原理みたいですよ
よし、じゃあ、いきますかー!
テストとかするのもメンドクサイんで ←
ぶっつけ本番でやってみますよー!
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やってみましたー
立った!クララが立ったよ! ←だまれ
って、写真じゃわかりづらい?
ええとですね、
ばらまいた分が全部立っている、
ということではないんですが
確かに静電気の作用が起こってるみたいです
何も使わずに巻くとこうはならないです
ただどうも本物の「グラスマスター」に比べると
電気の力が全然弱いみたいです
でも、1000円くらいの出費で
ここまでできるなら上出来ではないかしら?って感じですよ
とりあえず、この感じで成功してるぽいので
全体にばらまいて・・・
全体を逆さにして余分な草を取り除きます
こんな感じで、割と手軽に自作することができましたよー
先輩諸兄に感謝です
自分じゃ絶対に思いつきません
特記事項としては
撒く時に虫ピンと網が誤って接触したんですが
パチッって紫色のスパークが起こりました!
コワイよぉーwwww
いやマジで取扱には十分に
注意したほうがいいと思います
とりま、グラスマスターはここまでです
さらにジオラマの地面を作成していきます
そしたら、あともう少し、草木関係を続けます
同じ草でも質感の違いを出してみたいので
ジョーフィクスの「143 明るい秋の草の束」を
エアブラシで塗装して植えてみたり・・・
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「ミニネイチャー」という情景素材の
「マイクロパック 花壇 オレンジ :ミニネイチャー」
「マイクロパック 花壇 赤 :ミニネイチャー」
「マイクロパック 道端の花 バイオレット :ミニネイチャー」
「マイクロパック 道端の花 黄 :ミニネイチャー」
というアイテムを使って・・・
あとモーリンの「クラッシャブル ストーン」という石を
廃墟のガレキ風に置いてみたり・・・
こんな感じで、大体、地面が出来ました
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ベースの塗装はオイルステイン&ブライワックスで
あと、ベースの制作を忘れないように
書いておこう
まず、ベースは100均の箱を
「ワシン オイルステイン マホガニー」と
「ブライワックス ラスティックパイン」で
塗りました
オイルステインのマホガニーは
「アサヒペン製」がいい色なんですが
こうしてみると「ワシン製」も
なかなか味があるなぁと思います
あと「ブライワックス」は
模型ではあまり聞かないかもですけど
DIYでは魔法の塗料としてメジャーみたいで
安っぽい木材でも深みのある色に変身させてしまうという
英国製のワックスです
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んで、その箱の下にもう一段、台座を組みます
2段にする理由は、ダンボールに入れて持ち運びする際に
この部分がストッパーとなって箱の中で固定できるからです
いつもなら一枚板を貼って終わりにするんですが
今回は中に電飾を仕込んでいるので
中央をあけておく必要があるので
板を貼り合わせてつくります
切断面にはセメダインの木工パテを使って穴埋めしまして・・
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底面にはすべり止めの吸収材を貼っておきます
これがあるとベースを持ち上げやすいんですよね
ちょっとしたことだけど、これをやっとくと全然違います
で、下の台座には
「アサヒペンのオイルステイン マホガニー」
を塗りました
これは横山先生もジオラマ作家の奥川さんも
いろいろ試してたどり着いた、っていう色で
ほんといい色だと思いますー
よし、そんな感じで台座ができましたー!
あとはメカトロウィーゴを置いて
完成となりますー
今、本体の塗装をしてるんですけど
油絵の具を使っていて乾燥が遅いので
まぁのんびり塗ろうと思いますー
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