いやー、以前にも書いたんですけど
僕のプラモ歴が始まって以来の
「アカデミー賞・最優秀作品賞レベル」といっても
過言ではないくらいの、いま超お気に入りのアイテム
「Zライト&色評価用蛍光灯」のコンボを点灯して
「塗料を見る」のが楽しくてですねー
紙に塗ったりタマゴに塗ったりして遊んでますよw
僕は、自分でも何故なのか分かんないですけど
色を見るのが好きで、お店でも塗料のビンとかを
「ただ見てるだけ」という行為が、
なんか好きで楽しくてですねー
って、まぁそんなことは、どうでもいいですな ←いつもの定型文
で、最近、「覚えた単語を1秒で忘れることができる程度の能力」
の持ち主である僕が ←バカの文章
海外の模型本をよく眺めてるんですけど
その中にいろんなテクニックが載っていて
今回はそれをいろいろ試しながら
リペイントしてみたいと思いますー!
まずは下準備
では、スタートしていきますー
これは僕が筆塗りを始めて割と最初の頃に塗った
マシーネン・クリーガーの「ルナガンス」っていうメカです
今の目で見ると、ちょっと物足りなく感じますなー
なので容赦なく塗り替えます!
めんどーなので塗料を剥がすなんてしませんよ(笑)、するもんか! ←
ではまず、オキサイトレッドで塗りつぶしました
とりあえずラッカー塗料を使いましたけど
この選択自体に深い意味はないです
アクリル塗料でも全然オッケーですね
それよりも使っている「色」の方が重要なんですよね
もっと暗い色の方がいいかもしれないし、
もっと明るい色の方がいいかもしれないです
下地の色と上に乗せる色の組み合わせで
「仕上がりが全然変わってくる」という当たり前の事実を
僕は最近、再認識しているところですよ ←実用するのはてんで無理
次にブラックを混ぜて
影やエッジ付近、ディテール付近に
色を入れていきました
AKインタラクティブの錆色カラーセットを手に入れましたよ!
ここで新アイテムを投入しますー
AKインタラクティブの錆色カラーセットですー!
海外の模型本に頻繁に出てくるので
どうしても「その色を見」たくなったんです
はたしてプロの選んだ色は、どんな色なんだろうか???
ちなみにパッケージにも色が印刷されてるじゃないですか?
これ全然違うんで、まーったく参考にならんとです!!
なんの陰謀だよ!ふざけるな! ←無駄に荒ぶってみた
AKインタラクティブの塗料のサビ色はこれ!
さあ、ここで大サーヴィス!!
これがプロの選んだ錆色のセットはこれだ!
[RUST EFFECT COLORS]です!
とくとご覧あーれー!
「AK706 LIRHG RUST」 「AK707 MEDIUM RUST」
「AK708 DARK RUST」 「AK709 OLD RUST」
「AK710 SHADOW RUST」 「AK711 CHIPPING COLOR」
お使いのモニターによって
再現度は変わると思いますが
色評価用蛍光灯で撮影しているので
ほぼ現物を見た通りの色で
撮影できておりますよ!
(小さい円の色はファレホの似たような色で、気にしないで)
AKインタラクティブの塗料はアクリルなんですけど
別にこの錆色セットを購入しなくても
この写真の色を参考にラッカーで調色すれば
プロの選んだ錆色が手にできますよー!
どう?僕、偉いでしょー? ←恩着せがましい文章
僕は最初コレを見て驚いたんですけど
例えば一番明るい「AK706 LIRHG RUST」とか
「ただの肌色じゃん?これ錆色なの?」
とか思ったし、下の段の2色とか
ほとんど区別つかないくらい近い色なので
「これいる?」とか思ったんですけど
少し使っていくうちに「ああ、そういうことか」
って分かってきたことも、ちょっとありました
それについてはあとで言いますー
ではサビ塗装をしていきます
ではまず「AK708 DARK RUST」で
影の部分を完全に隠蔽させないように
エアブラシで塗りました
ちなみに希釈は水でいけますが
どうも専用のシンナーを使ったほうがいいのかなあ?
水道水だと、なんとなーく少し吹きづらい印象がありました
そういや「精製水」を使うといい、って話を聞きますね
うん、これは今度、薬局で買おう、っていま思ったです
次に「AK706 LIRHG RUST」で
ハイライトとなんとなく縦線を塗りました
最初は「なんか肌色じゃん?」と思った
この「LIRHG RUST」なんですが
下地の色に重なることで
いい感じの色に見えちゃいますねー
さすがミグさんですなー ←知ったような口調
あ、ミグさんというのはミゲル・ヒメネスという
スペインのカリスマモデラーです
すごい人なんですが
まぁその話はまた今度にします
次に、先の塗装でちょっとシャドウ部分が
薄まってしまった感があったので
油絵の具をつかってシャドウに色を入れました
別にエアブラシでもいいんですけど
油彩を使いたい気分になっただけで
この選択は深い意味は無いです
ここで、次のチッピング作業にそなえて
ラッカークリアーを吹きました
これは「ツヤあり」がいいです
ヘアスプレー技法のやり方
次にヘアスプレー技法を行います
日本では先人の方々のお知恵で
「ケープ スーパーハード」が具合が一番よろしいと
重宝されているようです
これはそのまま缶からでも吹けますし
一度ビンに吹き出してから、
エアブラシに移してからも吹けますね
今回はエアブラシで吹きました
次に基本色をサンド系の色で塗りました
ここはラッカーではなくアクリルを使います
おおっと、ヘアスプレーからのアクリル塗装で
塗膜の一部にクラッキングが入りました
いや、これは意図的ではなかったんですが
なんでだろー?水分が多かったのかなあ?
これシリコーンバリアーでは
あまり起こらない気がします(うろ覚え)
まぁ気にしないで次にいきます
次に塗膜を水で濡らしながら
硬めの筆で表面をこすると
塗膜が剥がれました
これがヘアスプレー技法ってやつですねー
同じことは(厳密に言うと「同じ」ではないみたいですが)
シリコーンバリアーでもできますね
あと、これはいちおう
ラッカー塗料の上塗りでもできるんですが
その場合、チッピングは控えめになる気がします
ちなみに使っている筆は100均の「豚毛」です
(追記)
ヘアスプレー → ラッカー → 水
ではがすと、こんな感じになります
アクリルのように大きく剥がれずに
小さく剥がれるので
使い分けるといいかもです
AKインタラクティブの商品に
「AK088 WORN EFFECTS」(チッピング控えめ)
「AK089 HEAVY CHIPPING」(チッピング大きめ)
って商品がありますが、まさにそんな感じです
硬めの筆の他には
ピンセットや、つまようじとかでも
はがせますね
なお、先のクリアーコートはしなくても
塗膜は剥がせるんですけど
剥がした塗膜が下地にくっついて
なんかぼやけた感じになるので
クリアーコートはしといた方がいいですね ←経験者が語る
サビ塗装のテクニック
次に、先の塗装でマスキングしなかった部分を
上塗りして修正していきます
あ、マスキングしなかったのは
メンドクサかったからですw
アクリルを使ってみます
色は「AK711 CHIPPING COLOR」で
塗料を乾かしながら筆で叩くように塗ってみます
アクリルって、これでテクスチャーがつけられるんですねー
これ最近しりましたよ
あと筆の代わりにスポンジも
タッピングがやりすいです
台所用のスポンジをピンセットでつまんで
ワニ口クリップで固定しました
そいやミグさんによると
「スポンジで個人的に気に入ってるのはコンピューターを
ダンボールで発送する時に緩衝材として包んであるスポンジ」らしいですよ
それ、欲しいなあー
(追記)
見つけました、タミヤのラジコン用のインナースポンジが使えます
薄くて直線なので形状もいい感じです
売り上げランキング: 711,211
あと、先に表面を水で湿らせてから
アクリルをチョンとおいて・・・
筆で伸ばしていくと、ピンウォッシュとフィルタリングの
中間のような表現ができるんですねー
「水を使ったアルコール落とし」が近い感覚かもしれない
ランダムなフィルターをかけられるんで
なんか気に入りました
ちなみに使っている筆は
- 表面を湿らす用
- 塗料を置く用
- 塗料を伸ばす用
の3本です
あと注意点としてはキッチンペーパーで余分な水分や塗料を
都度、拭き取っていくのも大事です
まとめ
こうやって本を眺めていろいろ試していると、
筆の使い方、ですね、
どれくらいの濃度にして
どれだけ塗料を筆に染み込ませて
どれだけの強さで
どんな風に乗せていくか、で
結果がいろいろ変わっていくんだな、
ってことがわかってきます
他にも色の選択って重要なんだなあとか
筆の硬さ、毛の種類でも結果に違いが出てくるんですね
いやー奥が深いですねー
僕はペーペーなんで正直、人に見せらせるものができるのは
10年先くらいだなーとか思ってますよー
んと、長くなったので次回に続きます!
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