「Ma.K. in SF3D ARCHIVE」というマシーネン本が発売されましたよ!
マシーネン・クリーガー関連本が出版されたことは、Facebookの横山宏先生の投稿で知りました。
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Ma.K. in SF3D ARCHIVEが完成しました
今から8年前のその日 渡辺君ことMAX渡辺氏から電話で「ホビージャパン誌がマシーネンやりませんか?って聞いてますよ」って言うから「渡辺君がやってくれるならいいよ」とあまり深く考えずに答えました。
まさかの展開で始まった連載の第一回がルナダイバーでした
(今日ルナダイバーがハセガワ様から8年ぶりに再販されたというのも不思議な偶然ですね)そんな無茶な段取りで始まった連載もなんと次回で100回を迎えます!
8年間休む事なく毎月たくさんのマシーネンのキットを作ってくれたMAX渡辺さんをはじめそれらを撮影して記事にまとめてくれたスタッフの皆さん
そしてずっとこのページをフォローしてくれたファンの皆さん本当にありがとうございます
8年間経つと幼稚園に通っていた子が中学生になってるわけで大学なら2つほど卒業できます
まずは最初の1年分をまとめたものから見てやってもらえると嬉しいです。
作ってきた自分たちで読んでも懐かし過ぎて驚いてます!
(FBの横山宏先生の投稿から引用)
ということで、「Ma.K. in SF3D ARCHIVE」の感想をレビューします!
「Ma.K. in SF3D ARCHIVE」は、どんな内容なの?
「ホビージャパン」という月刊誌に、毎月マシーネン・クリーガーの連載コーナーがあります。この2010年3月から2011年2月までの内容を、1冊にまとめたものが「Ma.K. in SF3D ARCHIVE VOL1」です。連載が100回を迎えたので、その記念で刊行が決まったみたいですよ。
今回はVOL.1ということなので、今後も定期的に販売される予定みたいですね。横山先生は「100回をまとめると8冊になるかな」って言われてます。

僕はAmazonで購入したんですが、届いてみて「薄いなー」って感じました(すいません)。112ページなんですね。価格は3348円でした。

ちなみになんですけど、実は「モデルグラフィックス」という模型誌でも、マシーネンの連載がされていたんですよ(現在は休止してます)。
その連載をまとめた本が「マシーネンクリーガー グラフィックス(VOL1~VOL3まで発売中)」です。今回の「Ma.K. in SF3D ARCHIVE」も、これと同じような本ってことですね。

ちなみに、ちょっと比較してみます。「マシーネンクリーガー グラフィックス」は横から見ると分かるように分厚いんですよ。
だから、僕は今回の「Ma.K. in SF3D ARCHIVE」を手に取ったときに「薄いなー」って感じたんですね。グラフィックスの金額は3996円です。そう考えると、「Ma.K. in SF3D ARCHIVE」は、ちょいと割高ですね(すいません)。

さらに、ちなみになんですが、MAX渡辺先生が、マシーネンの作例本を3冊出版しています。「Ma.K. in SF3D MAX渡辺のMa.K.大好き」というシリーズなんですが、厚さ的にも内容的にも、今回の「Ma.K. in SF3D ARCHIVE」はこちらに似ている感じですね。
「Ma.K. in SF3D ARCHIVE」の感想

それでは、「Ma.K. in SF3D ARCHIVE」の感想です。
全体的な僕の感想としては、横山先生の発言がいろいろ読めたので満足です。横山先生の言葉って、一つ一つが「深い」ので、僕はすべて手元に置いておきたいんですよ。まあ、ファンですからね(笑)
例えば「イヤなことはしなくていい」とか「楽しいことをやれば楽しさは伝わる」とか、深いなって思いませんか? 僕は「悟りを得られた仙人さまみたいだな」って思いますよ。ほんとに。
ただし、本誌はその名の通り「雑誌連載記事のアーカイブ」です。だから、ファンは当然購入するとして、マシーネン初心者さんには、この内容でこの金額は、すこし割高かもしれないですね。
当然、本誌にもプラモデルの工作方法や塗装方法は掲載されていますが、そこだけを知りたいなら迷わず「横山宏Ma.K.モデリングブック」を購入するべきです。
「横山宏Ma.K.モデリングブック」は、マシーネンに興味がないモデラーさんであっても、プラモデルを始めた初心者の人であっても、とにかく全員に薦められます。絶対に読んだ方がいいです。
▶「横山宏 Ma.k. モデリングブック」のレビュー記事はコチラ
▶「横山宏Ma.K.モデリングブック2」のレビュー記事はコチラ
「Ma.K. in SF3D ARCHIVE」のレビュー

では、少し本誌の内容を紹介します。横山先生とMAX渡辺先生の対談が掲載されています。ここのMAX先生の言葉が、興味深かったです。
MAX:模型を作りたいなとか、模型に興味を持っている人にとって、マシーネンに触れるというかマシーネンに興味を持つってことは、多分今一番幸せなことですよ。これはもう間違いない。
「Ma.K. in SF3D ARCHIVE」より
そう、僕もそう思います。本当に、これに尽きますね。
僕は、プラモデルをはじめてから偶然のようにマシーネンに興味をもって「1個だけ」のつもりで作ったのがはじまりだったんです。そこで終わりかと思ってました。
ところが、今のネット社会の恩恵もあって、そこから全国各地の展示会に行ったり、それこそ横山先生と直接お話させて頂いたり、僕の作ったものにコメントまで頂けたりと、もう奇跡だと思うことが多々ありました。本当に幸せだなって思います。

刊行記念対談でも、興味深い発言がありました。
横山:ここ最近の全国のマシーネン展示会の盛り上がりは、この連載が始まった影響が大きいと思いますよ。
「Ma.K. in SF3D ARCHIVE」より
そう、マシーネンの展示会って、盛り上がっているんですよ。これは、本当に実感できます。
僕は数回しか展示会に参加できていないんですけど、このような発言をしてくださると「あ、ちゃんと横山先生と僕たちユーザーは繋がってるんだな」って感じます。
横山先生も、こんなことをおっしゃってます。
「時代も味方してくれました。SNSで交流出来ると読者の人たちにいつも会ってるような気持ちで本を作れます。」
(Facebookより)
マシーネンの世界って、ほんとうに「幸せ」に溢れているんですよ(笑) なんか、こんなこと言うと気持ち悪いけど、本当なんです(笑)
「Ma.K. in SF3D ARCHIVE」の中身を紹介

それでは、中身を簡単にご紹介します。連載企画のアーカイブなので、当時のイベントの模様がそのまま掲載されていますね。

基本的に、ホビージャパンに掲載されたままの内容が収録されているようです。ただ、レイアウトは少し変更しているかもしれません。連載では黒地に白抜き文字なんですが、当時は違うのかな? 僕は、こちらの方が読みやすくて好みですね。

作り方の解説も掲載されています。この連載はMAX渡辺先生の作例と解説がメインなんですが、横山先生がところどころアドバイスをコメントされていて、それが深いんですよね。

ちょいと「マシーネン・クリーガー・グラフィックス」と「Ma.K. in SF3D ARCHIVE」の同じ時期のページを比較してみました。前者はモデルグラフィックス連載で、後者がホビージャパン連載です。同じ時期なので扱ってるテーマは同じですけど、中身は違うんですね。って、当たり前か(笑)
あ、独り言ですけど、「マシーネン・クリーガー・グラフィックス」のVOL4も出してほしいなぁ……。連載が終わったから1冊分に届かなくて刊行は無理なのかな……。
まとめ

てな感じで、「Ma.K. in SF3D ARCHIVE」の感想を簡単にレビューしてみました。
横山先生の対談が読めるので、まぁファンなら当然、ソッコー買いですよね。上で紹介したMAX本はプレミア価格になっていたので、早めに買っておいてよかったですよ(笑) こっちもプレミアになりそうですね。
でも、プラモデル初心者には、本誌はちょっと敷居が高いかなーって思います。その場合は前述した「モデリングブック」がおすすめですね。
この本を読んで、「僕もマシーネンを作りたいなぁ」って思うんですけど、現在の仕事の関係で、作るのはもうすこし先になりまするぅー。
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