今回は久し振りにプラモデル関連書籍の
レビューをしてみますよっと
「プラモ工作法大全(実践作業編)」
この本は初代ガンプラ王の
鋭之介(初代)日野さんが書かれた本ですね
日野さんは色彩に鋭い美的感覚を持っている人だなー
って僕は感じているんですが
この本は塗装ではなく
「プラモデルの表面処理」
に内容が特化された書籍です
塗装については「カンペキ塗装ガイド3」になりますね
「工作法」と銘打ってありますが
それは表面処理を適切で効率よく行うために
付随する工作であって
いわゆる「改造」という意味での工作とはちょっと違うです
改造how to本だと「ノモケン3」になるかな?
理論的なアプローチで解説してくれていて
あと実践を行いながら表面処理のノウハウを
紹介してくれています
僕としては初心者の頃に知りたかったことが
いろいろと解消できた本でした
何度も読み返すような種類の本ではないけれど
一度読んでおくと表面処理の精度が
レベルアップするような本ですね
てれれっ♪ てってってーん♪
って感じですw
軽く内容を紹介してみます
僕は初心者の頃に
ペーパーの400番と600番の違いがわからないので
「いったい、ペーパーは何番と何番を使えばいいんじゃい!」
と疑問に思っていたんですが
その疑問に対する理論的なアプローチを
してくれているので
「なるほどーこうやって考えればいいのねー」
と、参考になりましたねー
何番を使えばいいかは
結局、自分で見つければいいんだよね
この本を読んで僕は自分のやり方を
400→600で確定させました
本には360→500とありますけどねw
ペーパーの使い方とか
僕は今となっては「タイラー」激推しなんで
この本に載っていてるやり方を
そのまま行っているワケではないんですが
やはりペーパーをあてるときの注意点というか
「考え方」は、ちゃんと根底にある感じです
あとナイフを用いるときの「指の使い方」
とか精度を高める工作を行うためには
大事なんだなーと思いましたねー
横山宏先生もどっかで書かれていたけど
薬指の使い方とかポイントなんですよねー
基本的にはこの本は表面処理がメインなんだけど
塗料の濃度について、ちょっと紹介されています
これはすごく参考になりました
ビンを傾けたときの透ける時間で
濃度を測る、というものなんですが
僕は今でもこのやり方を参考にしていますなー
なんかね、基本処理を丁寧に行っていく過程を
写真で解説してくれているんですが
処理が終わってグレーを吹いた後の
ガンダムの、この後ろ姿!
「丁寧に基本処理をすると、こんなにカッコいいのか!」
って、僕は感動しましたねー
この一枚の写真が
何よりもの言葉に勝る説得力をもっていると感じます
この一枚を見るだけで、
値段の元は取れた!って思ってます
総評してみると
表面処理について基本を学びたいなら
早い段階で読んだ方がいいし
気にならないなら一生読まなくて
いい本だと思います
プラモ歴が一か月の初心者と
一年の人では得られる情報量が違うと思うよ
まぁなんにしても基礎は大事ですからね
「できるけど今回はパスしよっと」
というのと
「やり方を知らないから=できないからパス」
ではやっぱ違いますからね
僕は早めに読んどいて良かったです
Recent Comments