前回の記事では
マシーネンクリーガーの「SAFS」の工作をしましたー!
で、基本工作をしたら次は手順として
「基本塗装」に移りますよね?
で、この基本塗装についてなんですけど、
もうマシーネンクリーガーのキットって
「白いキャンバス」みたいなもんだから
自由に塗っていいんですよー
ピカピカ塗装もありだし、汚し塗装もありだし
エアブラシ塗装もありだし、筆塗装もありだし
成型色を活かして塗るのもありだし
かなり特殊ですけど、なんと無塗装だってありです
まぁでも作例で最も多いのは
やっぱり筆塗装で汚すパターンですねー
もう失敗とか気にせずに
自由に好き勝手にやれるから楽しいんですよ
ただ、僕が初めて塗った時って、
「自由っていっても、どうやって進めればいいんかなあ?」
って、知識もあんまり無い状態だったし
自由度が高すぎて、逆に何をやっていいのか
よくわかんなかったんですよねー
「楽しい」って感じるようになったのは、
確かもっと後になってからだと思うです
んで、まぁ僕はヘタレですから
人様に筆塗装について語れるなんて
レベルじゃ全然ないんだけど、
初めて筆塗装にチャレンジされる
「超初心者の方」向けに、
これまで僕が教えて頂いたことを
ちょっと紹介してみるですー
あ、いっとくけど僕より上手な人は見ちゃダメ絶対!
■筆塗装 ポイントその1「塗膜は厚いほうがいい」
筆塗装の基本的なことを過去記事で書いてあるので
最初にザッと目を通していただくといいかもですー
で、横山宏先生のお話だと
「こういう模型は厚塗りがいい」
とのことでございます
理由は、プラっていう素材は光を透過するんだけど
塗料で隠ぺいすることで光が反射するようになる
その反射率が100%に近づくほどリアルに見える、
という理論なんだそうでございます
(右が横山先生/「Ma.K. in SF3D MAX渡辺のMa.K.大好き Vol.3」より)
横山先生は美大卒で美大の講師をつとめられている
絵のプロでもありますから
「色についてのルール」を熟知されていて
それを分かりやすく教えてくださってるんですよ
詳しくは「Ma.K.モデリングブック1」を読まれるといいんですけど
とにかく塗るときはですね、
「完全にプラを塗りつぶしてやるぜぁ!!」
ってことを頭に入れて僕は塗るようにしてますー
ただし、これは最終的にそうなればいいのであって
下地の段階から全力出さなくても大丈夫ですw
でも、もちろん出してもオッケー牧場っす
■筆塗装 ポイントその2「解像度を高める(その1)」
僕が「こりゃ大切やでー」って
横山先生から教えていただいたことその2は
「解像度を高める」ってコトですー
うまく説明できないけど
人間の目に入ってくる情報量が多いほど
「カッチョいい!」って人間は感じるんだそうです
で、「いかに解像度を高めるか?」
についてなんですけど
これにはいくつか方法がありまして
とりま手っ取り早いのは
「表面にテクスチャー入れておく」です
それだけで解像度がアップしちゃいます!
では、実践編としてまずはコレやってみますかー!
あ、もちろんやらなくても全然いいんですよ
この前作ったオスカルとかやってないですしー
てことで、タミヤの「ラッカーパテ」を表面に塗りたくる!
もうこんなんやっていいの?
って心配に思われるかもしれないけどダイジョブ!
ヤッチマイナー! ←キルビル
AFVのテクニックで「鋳造(ちゅうぞう)表現」といいますー
これ、固めの筆をハサミで切って毛を短くして
ポンポンすればいいんですけど
じつは指でやると面白いんですよ
テクスチャーのコントロールがしやすいし
「なんだかイケナイことをしてる」感覚が味わえますww
最近は指を洗うのが大変でゴム手袋をつけてるけど
生指はおもしろいよー!w
そういや絵画では「最高の筆は人間の指だ」という言葉が
あったような、いや、なかったような・・・ ←どっちだよ
ちなみにこの手法は「平田ガンス」という、
まぁ、ここであんま詳しく言わないことにしますけどw
それで知ったんですけどね、
いやもう、平田さんは一度もお会いしたことないけど
この「平田ガンス」は僕の「師匠」なんですよー!
僕の流派は「平田ガンス流」です!キリッ
ほんとに凄い影響を受けてますよ
平田さんの「迷彩自体、なかったことにしちゃうのも全然あり」
は名言だよー!あのテキトー感覚は僕にピッタリだった!
やばい、話がそれてきたwww
あとね、奥まったところは
ガイアノーツの「フニッシュマスター」とか使ったりもします
もちろん全部塗らずに変化をつけるのも全然ありだよー!
ちょっと今回は実験的にガッツリゴツゴツいれてみたけど
もっとなめらかなザラザラ?にもできます
それからね、リキテックスの「胡粉ジェッソ」もオススメっす!
パテほどじゃないんだけど
これ希釈なしで塗るだけで
テクスチャーがつくんでラクなんですよ
あとこれも「Ma.k.モデリングブック1」に載ってたんですけど
ゴツゴツやりすぎちゃったところとか
丸刃のナイフで削ったりしてもオッケー!
丸刃は一点で刃があたるので削りやすいって横山先生談ですー
オルファの「アートナイフプロ」に標準装備されてますです
あとヤスリをかけてもいいですよー
■筆塗装 ポイントその3「解像度を高める(その2)」
次に、もう一つ解像度の話なんですけど
これ、すごく重要だと思うんですが
説明がムズイっていうか、
僕自身がヘタなんで紹介できんw
なので横山先生の写真をみてくださいー
モデリングブック1を撮ったんで見づらくてごめんw
パッと見、「これ何色?」って聞かれたとすると
まぁ人によって答えは色々だと思いますけど2色迷彩に見えますよね?
だから仮に「緑」「グレー」の2色、
ってことにしてみますけど
ようく表面を見ると、ものすごく
いろんな色が入ってるじゃないですか?
「グレー」の中にも、「緑」の中にも
すごくいろんな色が入ってるよ
2色どころじゃないですよね?
「使った塗料の数の、何十倍も色が入ってる」んですなー
僕はこれを目指してんるだけど
なかなかムズしくてねーww
とりま
・絵皿を洗わないで塗料を注ぎ足す
・塗装中は、あんま筆を洗わない(こともある)
・塗面で塗料をまぜていく(気持ちもある)
・薄くなんども塗り重ねる(みたいな)
・てか、僕に手とり足とり教えて(なんじゃそれ)
て感じすかねーwww
「深み」ってここで出るとは思ってますけど
まぁ簡単にはいきませんw
とにかく基本塗装で失敗とかないんで、
変になってもシンナー風呂へドボンとか
全然やらなくていいですよ?
僕も最初のころはプラ版で事前にテストとかしてましたけど
先生いわく「いらないプラ版なんてないぞ、あんな資源の無駄使いは無い」
ってことで僕は発想が180度変わりましたよ
まぁカーモデルのキャンディ塗装とかするなら
必要だと思いますけど、これは違いますからね
「塗装で失敗して色の違いが出たら、それだけで得」
と横山先生いわれてますからね
■筆塗装 ポイントその4「台座に固定する」
これは下地塗装を終えたくらいから
行うとオススメなんですけど
足の裏に穴を空けて真鍮線を刺して
木のブロックとかに固定して塗ると
作業性がアップしていいんですよー
パーツごとに塗ってると
「作業」になりがちなんですよねー
でも形がある状態に塗ってると
やっぱ楽しいんですよー
こうすると塗りにくい部分とか
当然でてくるんですけど、
「ワシは筆が届かないところは塗らないでいいやっていう考え方」
って横山先生が言われてますねー
組んでることで影になる部分も分かるから
そこは暗い色で塗って
明度差を作ることもできるし
逆に影を明るく塗って
迷彩も描きやすいかな?って感じなのかなー
あんま難しいことはわかんないけどw
■あとデカールとかお好きにどぞー
あとデカールについてなんですけど
マシーネンのキットには水転写式デカールがついてますー!
がんぷらとはちがうのだよがんぷらとは! ←あやまれ
で、これいちおう位置は指定されているんですけど
でもあんまり細かく指定されてないので
これも自由に貼っちゃいましょー
僕もいろいろ好き勝手に貼っちゃいましたー
で、クリアー吹いて
ここまでが基本塗装ということにしてみます
この後、僕はウェザリングを楽しみますけど
別にここで終了にしてもいいですよー
てことで初マシーネン応援企画の基本塗装の巻でしたけど
なんか中途半端ですまん
僕ごときが紹介できるレベルじゃないんですよーw
でもね、誰がどう塗ってもマシーネンはカッチョよくなるよ!
僕も自分でカッチョいいーって思ってるもん
これは自画自賛してるわけじゃなくてですね、
いや、してるんかな?w
横山先生のデザインが優れているから
何をやってもカッチョ良くなるんだよー
横山先生が言われてるんですけど、
カッチョよく塗れるじゃん?
そうすると自分が前より上手くなった気分になるじゃん?
すると楽しいじゃん?
だから次も塗りたくなるじゃん?
で、結果的に上達していく!ってことなのですー
最後に、僕の好きな言葉をご紹介しませう!
「模型作りはレベルを上げようとする作り方はちっとも上手くなりません。なぜなら勉強じゃないから。楽しんだら必ず上達します。才能とは愛の総量です。」(横山宏先生)
次回は、台座についてご紹介しますー!
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