今回はデカールの貼り方について書いてみます
僕がプラモデルをはじめた頃は
デカールを貼るという作業は
なんかオトナな気分っていうか、
敷居が一段高い気がしてましたねー
失敗したらどうしよう???ドキドキ。。。
って感じでした
というか、そもそもデカールにいろんな種類があって
どれがどういう特徴なの??
ってことがよくわからなかったんですよ
たぶん、初心者の方はこんな心境だと思うので、
まずはデカールの種類から紹介してみようと思います
ちょっと毒舌も入ってくるので、
気に障ってしまったらゴメンナサイです(笑)
デカールの種類について
1.シール
ただ貼るだけ!でもこれだめ!
これ使ったことない!
これを使ったら負けだ!みたいな感覚が
ぼくは当初からありました(笑)
なんでかというと見栄えが悪いからです!!
うわ、毒舌すぎる、すみません・・・
子供のために用意してくれているんですよね
ちゃんと理解してますぅー
2.マーキングシール
これもただのシールと同じで貼るだけです
何回か使ったことあるけど、
プラモデルにシール貼るとダサい!
段差もでかい!
よって却下!!!
ああ、またもや毒舌、すみません・・・
子供たちのために用意してくださっているのは理解しておりまするぅー
3.ガンダムデカール
これはシールではないです
ガンプラのマスターグレードの大半には付属してると思います
使い方ですが、上からこすってプラモデルに転写するタイプです
これね、位置決めが難しいのと、
しっかりこすったつもりでも一部が転写されない事件が
多発しまして、使うのをやめました
もう使いません、却下!!!
って、この言い方、そろそろやめますね(笑)
余白が出ないのは◎です
4.リアリスティックデカール
これはガンプラのRGなどについてるタイプです
これ実はシールタイプなので、
使用法は、はがして貼るだけです
つまり上記の1,2と同じなんですが、
段差が少しはマシなのとデザイン的に結構よいので
RGゼータに使ったことがあります
位置決めのコツなんですが、
一回、水に浸すとプラ上でスイスイ動きます
でも余白が目立つんですね
貼った後にカッターで切る方法を
川口名人が推奨されてました
でもそんな努力をするなら次のデカールを使いたいですねー
5.水転写式デカール
出ました!これですよ、これ!
これが一番使いやすいです
使い方ですが、
水を使って台紙からペロリとデカールを剥がして
プラの上にデカールを乗せるんです
なんか高度な気がするでしょ?オトナですよね??
はじめからキットに付属しといて欲しいよねー!(笑)
水転写式デカールの貼り方
では本題の、水転写式デカールの貼り方について
ご紹介してみます!
コツをつかむと簡単ですよー!
マシーネンクリーガーのキットに登場してもらいました
このキットには最初から水転写デカールが付属してます
ガンダムとは違うのだよ、ガンダムとは!!
はい、すいません、、言ってみたかっただけですw
ではまず最初に、デカールを番号順に切り出します
これ、番号順というのがポイントです
滅茶苦茶に切ってバラバラにすると
欲しいデカールを見つけるのに苦労するし、
使うたびに切り出すのはめんどくさいんです
だから、最初に切り出して番号順に並べます
あと、ちょっとしたコツなんですが、
カッティングシートを2段にして、
斜めに立てかけるようにして乗せてますよね?
これ、ワザとこうやって並べてます
こうするとデカールが取りやすいんですね
では次に用意するものです
- キッチンペーパー
- ピンセット
- 水入れ用の器
- マークセッター
- マークソフター
- 水
とりあえずポイントは、
「ピンセットは精度のよいものが使いやすいぞ!」
ということと
「マークセッターは買っとけ!」
ということです
マークソフターはすぐには必要ないと思うけど
マークセッターはあったほうがいいです
青いキャップのビンですね
別にマークセッターがなくても貼れるんですけど、
これ一本でデカールがずっと貼りやすくなるのです
大した金額ではないので
悪いことは言わないから、買っときましょう
一本で一生分あると思います(笑)
まずマークセッターを振りましょう
シェイク、シェイク!
じゃあ貼りましょうか
まずパーツとデカールを用意します
そしたら、番号の部分は切って捨てましょう
ここがあると良くないことが起こります
なにが起こるのか?については考えてみてください
答えは言いません(笑)
では水に浸します
水は大量にいりません
これくらいで十分です
デカールが水に濡れたら、
もう引き上げてオッケーです
そんな何秒も浸ける必要はないです
すぐにキッチンペーパーに置きます
そしたらマークセッターをパーツに塗ります
マークセッターの利点は次の3点です
- 接着力を高める
- 位置決めがしやすい
- どこに貼るのかを、手で認識できる
まぁ2と3は水でも代用できるんですけどね(笑)
しかし経験上、位置決めは水よりも
マークセッターの方が使いやすいです
ほんの少しだけ水よりも粘度があるからだと思われます
あと、この3が意外と重要で、
はじめに「塗る」という作業を行うことで、
実際にデカールを乗せる場所を頭と手で認識できるんです
どうしてもマークセッターを買うお金が出せないなら
この作業は筆と水で行うといいですよー
そうこうしてるうちにデカールが台紙と分離できてるハズです
そうしたら台紙をパーツの上にもっていって、
指や竹串などで滑らせてパーツの上にデカールを乗せます
なんか難しそうな感じですけど、小さいデカールなら簡単ですよ
むしろ難しいのはここからです
位置決めなんですが、
マークセッターのおかげでデカールがスルスル滑ります
そこで細かい位置を竹串などで調整します
はい、位置を決めました
指でさわったりすると、また位置がズレる状態です
ここから慎重に。。。
綿棒を使って水分を取り除きます
綿棒はこすったりせずに、転がすように、
または押し付けるように使います
とにかくデカールを動かさないように注意するのが大切!
あと空気が入ってたら、それを押し出すように
中心部から転がしたりします
ここで位置がズレることもあります
その時は再びマークセッターを流して再調整します
こんな感じで貼っていきます
慣れたら数箇所分を一気に水に浸して
貼っていけますよ!
余ったデカールはいつか使えると思って
100均で購入したファイル入れに入れてストックしてます
でもなかなか使えないんですよね(笑)
ということでデカールを全部貼って
塗装していったスネークアイです
そうそう、デカールについては、
説明書通りに貼らなくても全然構わないんですよね
これは個人的見解なんですけど、
カトキバーションのユニコーンガンダムで
デカールをそのまま全部貼っている展示見本を
店頭で見たんですが。。。
なんてセンスが悪いんだろう
と思いましたwwwww
(キット完成の店頭見本なんだから、そこに文句つけるなよ)
うう、毒吐いてごめんなさいですぅー
注意点
デカールを貼るタイミングなのですが
クリアーを吹いてから貼るのがよいとされています
クリアーで表面がスベスベでツルツルしていた方が
シルバリング(空気が入って白っぽくなること)を防げるからです
ただ、僕の経験上、マットの状態であっても、
またクリアーを吹かずに塗装したあとすぐに貼っても、
いまのところシルバリングを起こした記憶がないんです
だから僕はデカールを貼る前においては
クリアーをあまり重視していないです
ただし、デカールを貼ったあとは、
保護のためクリアー(またはつや消しクリアー)を吹きます
もし心配な方は
塗装 → クリアー → デカール → クリアー(またはつや消しクリアー)
という順番で製作されるとよいと思います
以上、水転写デカールの貼り方についてでした!
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