ここでは、プラモデルの初心者の方が
上達するためにオススメの、
たった1つの思考というものをご紹介します
でも、きっと、今のあなたには
わざわざこんなことをご紹介する必要は
ないんじゃないかな?っていう風にも思います
なぜなら、きっと今のあなたには
すでにこの思考がセットされているからです
そんな風に思います
ですが、これはとても大切な思考なので
今のうちに頭の片隅にでも入れておいてほしいなー
って、僕は思います
やがていつか来るであろう、
初級者の方が対面する
「壁」を乗り越えるために、です
完璧を求めない
小学生っていろいろなものを
吸収するスピードが速いですよね?
なぜかというと、
完成度など求めず、ただただ楽しんで
チャレンジしているから、だと思うんですよね
プラモデルを作ろうと思い立ったとき、
誰かの作品にあこがれて、
それで自分もやってみよう!
なんて風にあなたも思ったハズです
でも、今のあなたは小学生ではないですよね?
(小学生の方がいたらごめんなさい笑)
すると、大人の知恵とかついてますから
効率よく作ろうとか、完成度を求めたりとか
なんか色気を出してくるわけですよ(笑)
「自分なら最初から凄いのが作れる!」
とか思っちゃうわけですよ(笑)
でもね、現実的なことを言いますと
憧れの作品を再現することは
たぶん、今のあなたでは、できないんですよね
何をどうすれば、どういうことになるのか?
ということを、あなたはまだ知らないからです
僕も最初、あこがれた作品がありました
「その作品を自分で再現するには、どうすればいいんだろう?」
って思ったんですけど、教えてくれる方が
周りにいなかったので自分で考えました
それで自分なりに考えてやりましたけど、
まぁ思い通りにはいかなかったわけです(笑)
だって「塗料を薄めて塗る」
そんなことすら僕は知りませんでしたし、
パーツをまな板の上に乗せて、
カッターでゲートを押し切っていました
しかも塗装した「後に」ですよ?
手順がめちゃめちゃですよ(笑)
でもですよ?
じゃあそれは失敗かというと、
本当の意味では失敗ではない、と思うんですよね
こうやるとうまくいかない、
じゃあ、どうすればいいのか?
ということを身をもって知ることができたからなんですね
だから、最初はうまくいきませんけど
でも、逆に言うと、それは最初だけなんですよ
失敗っていうのは貴重な体験だと思うんです
現実の世界だと、失敗すると他人に迷惑をかけてしまったりとか
そういうマイナスがあるかもしれません
でも、考えてみてください
プラモデルで失敗して、他人に迷惑が掛かりますか?
かかりませんよね?
僕が尊敬するSF造形作家の横山宏先生は
「模型に関してはすべて、覆水盆に返るぞ。どんな失敗も回復できる」
っておっしゃっています
たとえヘンなことをして破損したとしても
それはあとで修復することができますし
修復した跡が、かえって作品の「味」として
プラスになることが、実はけっこうあります
「世界に一つだけの作品が、失敗したことで生まれる」
そんなことがいくらでもあるわけです
製作が上級レベルの領域になると
すこし話は変わってくるかもしれないんですが
初心者の方でしたら失敗を恐れるどころか、
むしろ失敗を歓迎していいと思います
それは本当に貴重な経験で、
「今だけ」しかできない波乱万丈のドラマなんですよね
ほんとですよ?(笑)
「楽しんだら上達する」
ここで、僕が尊敬するSF造形作家、横山宏先生のお言葉を
ぜひ、みなさんにご紹介したいと思います
僕は、プラモデルだけでなく、
すべてのことに通じる名言・金言だと思っています
「模型作りはレベルを上げようとする作り方はちっとも上手くなりません。なぜなら勉強じゃないから。楽しんだら必ず上達します。才能とは愛の総量です。」
横山宏
楽しんだら上達するんですよー!
「うわー失敗しちゃったー(笑)」
これでいいと僕は思うんですよね
まぁ「何度何度も同じ失敗をしてもいいんですよー」
とまでは言ってないですけど、
少なくとも、最初から完璧を求めて
作らなくてもいいんですよね
それは、中にはいらっしゃいますよ?
プラモデルをはじめて2個目で雑誌のコンテストの
予選を通過された方とか、そういう才能がある方も、
世の中には確かにいらっしゃいます
でも普通は(普通っていう言葉は僕はあまり好きではないんですけど)
まぁ普通は、そううまくはいかないわけですよ(笑)
完璧を求めてやることが楽しい、
と、そう感じてやるのなら全然いいと思いますけれど
でも、それをやってると、ある段階から
「楽しくなくなってくる」と思いますので
気楽にのびのびとやっていく思考を
頭にセットしておくと僕はいいと思います
実際に、僕はこの思考をセットすることで
一つの「壁」を超えることができたと思っています
うう、なんかエラそうなことを言ってすみません(笑)
では、超初心者の方は「第一章 製作の基礎知識」の「オススメのニッパーと、正しい使い方とは?」あたりからご覧ください
もちろん、お好きなところから読まれても全然いいですよー!(笑)
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