コトブキヤの「Dスタイル 真ゲッター1」を
制作していこうと思っています!
それでキットを仮組みしてみて、とにかく一番気になったのが
手のひらの「肉抜き穴」なんですよね・・・
ほら、見てこれ・・・
この「肉抜き穴」っていうのは
メーカー側が「このまま作ると出来上がりが歪んじゃうから
仕方なく穴をあけることで形を保持しますね」
という理由で空けてある穴のことです
プラモデルの成型上の理由ですね
決して「ここにワザと穴をあけといて、モデラーを困らせたろ、うひひ」
という嫌がらせではないですよ?(笑)
まぁ肉抜き穴は、気にならない場所なら
ほっといていいんですけど・・・
今回はストナーサンシャインを放つ手のひらである!
とても大事な部分である!!
このままではストナーサンシャインを放てないではないか!?
これは、おれへの嫌がらせか!?
おのれコトブキヤ・・・ ←
というわけで
今回は初心者の方向けに「肉抜き穴をパテで埋めする方法」を
ご紹介してみますー!
肉抜き穴を埋めるパテの種類について
肉抜き穴を埋めるには大別して3つ方法があると思います
「エポキシパテ」「ポリパテ」「プラ版・プラ棒」です
まずは、それぞれの特徴を上げてみますねー
エポキシパテの特徴
これは粘土みたいな使い方ができるパテです
特徴は「気泡ができない」「硬化に数時間がかかる」「硬化後は結構固い」
ということですかね
使いやすいんですが粘土タイプなので、
あんまり小さい穴だとうまく埋められないかもしれないです
ポリパテ(ポリエステルパテ)の特徴
これはドロドロ系のパテです
特徴は「気泡ができる」「硬化時間が割と早い」「硬化後は少しもろい」
ということですかね
ポリパテも肉抜き穴を埋めるのによく使われると思います
小さい入り組んだ箇所に使いたくなりますかね
エポキシパテと比べて切削性は良いけど
その分、少しもろい印象があります
あとポリパテのデメリットはとにかく「気泡ができる」!
これは硬化剤を混ぜるときに注意すれば
減らすことができるんですけど、
それでも基本的に必ずと言っていいほど入ってくるので
後の処理が必要になってきます
プラ版・プラ棒の特徴
まずプラ版の場合は
「穴を塞ぐ」というよりも「穴を覆う」という表現が近いかな?
一枚の板を張り付けることで穴を見えなくするわけですね
イメージ的には
━ プラ版
↓
凹 パーツ
という感じで穴だけでなく上辺全体を一枚で覆う形です
パーツの形状的に可能なら、これが一番手軽で確実です
ただしパーツとプラ版の合わせ目を消す作業は必要になってきます
逆にプラ棒の場合は「穴を塞ぐ」使い方ですね
穴をプラ棒で埋めていくことでパテの消費量を減らせます
キットのランナーを使うのもアリです、
というかサイズ的に使用可能ならランナーがベストです
キットと同じ素材を使うワケだから成型がやりやすいんです
こんな感じで、肉抜き穴を埋めるパテにはいくつかあって
実際にはパーツの形状とか後の成型作業を考慮して
どの方法を使うかを選択するわけです
今日はこれを使うかー?
みたいな気分によって決めることも多いですが(笑)
さて今回はどうしよう?
エポパテだと成型が大変そうだから
「プラ棒」→「瞬間接着パテ」
でいってみようかな!
では、埋めていきます
まずテキトーなプラ棒で穴を塞いでいきます
流し込みタイプのセメントをたっぷりつけて
プラを溶かすくらいのつもりで埋めていきます
今回は気分でこれを使ってみよーう!
クレオスの「Mr.SSP (瞬間接着パテ)」
これはポリパテの上位版といえばいいのかな?
硬化時間が早く切削性が良いのがウリです
昔はアルテコと呼ばれていたみたいですね
使いやすいので愛用してるモデラーさんは多いと思います
しかしこのパッケージ・・・・
いや、もう何も言うまい
「Mr.SSP (瞬間接着パテ)」の
セットの中身はこんな感じ
粉と液を混ぜて使うタイプのパテです
取扱い説明書があるとわかりやすいかな?
HG液とHGパウダーの比率によって
硬化時間を調整できます
んじゃ実際に使ってみます
まず付属のスプーンで
HGパウダーすりきれいっぱいー
付属のシートにおきまーす
あ、この作業は埋めたい肉抜き穴が多くても
小分けにしていった方がいいです
粉をドーナツ状にあけまーす
そこにHG液を垂らしまーす
12適ほど垂らしました
混ぜまーす
付属のヘラもついてますが僕は竹串を使ってます
こっからは急いで!!
「Mr.SSP (瞬間接着パテ)」をすくって
パーツに盛り付けていきます!
急いで!!!
時間は計ってないけど
2分くらいかな?
パテの粘度が急速に高くなってきます
これはもう赤信号に変わる直前状態!
ここから一気に硬化します!
初めて使った時はビビったよwww
もう硬化しました
もうカチカチなんで成型作業に移れますよ
とにかく時間が限られているんで
だから量が多い場合は作業は小分けにするんです
「Mr.SSP (瞬間接着パテ)」は切削性がいいので
デザインナイフでサクッと削れます
この感触が気持ちいいんです(笑)
エポパテはこのタイミングを狙うのが難しいし
ポリパテだとポロっていっちゃう場合があります
では成型作業に入ります
僕はこんな狭いところをペーパーでひたすら苦行のように
シャコシャコやるのはイヤなんで電動ツールを使います
「PROXXON ペンサンダー No.28594」
というやつです
「こういう造形作業は苦手なんだよなー」
とか思いつつ成型しました(笑)
さて、ポリパテ系の宿命「気泡」が登場!
大きな穴をさらにデザインナイフでグリグリします
こっからは補修&成型作業の繰り返しです
納得いくまで、気の済むまで、または飽きるまで続けます(笑)
気泡を埋めるのに僕が「合わせ目消し」でよく使う
「黒い瞬間接着剤」&「ハイスピード」の組み合わせを使います
この二つを混ぜて粘度を調整すると
使いやすいんでオススメですよ!
詳しい使い方は「合わせ目消しの方法」記事をどうぞ!
とりま表面に塗ってみた
続いて・・・
スグレモノ「瞬着硬化スプレー」をシュッ!
再びペーパーをあてて
確認のためにサフを吹いてみます
こういう捨てサフは缶サフが便利やね!
あ、グレーの在庫がなかったからホワイトでいいや(←てきとう)
ぐへぇ、なんじゃこりゃぁぁ!!!(松田優作)
こんな手でストナーサンシャインを放てると思っとるんか!?
やり直し、やり直しじゃあ!
でもあまりのエネルギーに手がボロボロという
表現であることにすれば・・・とか思いつつ、補修を続行します
ラッカーパテの登場ですー
「チューブタイプ」と「溶きパテ」がありますね
ラッカーパテの特徴なんですが、
エポパテやポリパテと違ってヒケます(乾燥後にへこむこと)
だから大きな穴を埋めるには適さないんですが
小さい隙間や、くぼみには向いています
盛り付け量によりますが乾燥時間は少しだけかかります
硬化後の切削性はよいですねー
こういう補修には適してると思います
ラッカーパテで補修しペーパーで成型しました
もっかい確認のためにサフ吹いてみます
ちょっと、ていうかまだまだ甘いが
まぁ今回はこの辺で許しておいてやろう(おれを)
ホントはですねー、この場合、指を一回切り離して
成型後にくっつけるほうが、やりやすいんですけどねー
めんどくさかったのでそのまま行きました(笑)
と、こんな感じで行った
肉抜き穴をパテ埋めするやり方について、いかがでしたでしょうか?
僕のはちょっと汚いですね・・・例が悪くてごめんなさいー!
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