さて、今回は塗装についてですよ!
筆塗りも面白いんですけど
それは別の記事で書きます
今回はエアブラシについてです
初心者の方は、まだエアブラシを持っていないですよね?
だからこの記事は、今は参考にならないと思います
いずれ参考になるときが来るかもしれませんけど、
今は軽く読み飛ばせばオーケーですよ!
まず僕のエアブラシ導入に至るまでの経緯を
さらっと書いておきます
ここも読み飛ばしてオッケーです!
前置き
僕がプラモデルを始めたきっかけは、
プラモデル屋さんで、あるガンダムを
目にしたことがきっかけでした
(そのプラモデル屋さんに行くことになった
キッカケを作ったのは友人のn氏なんですが)
で、そのガンダムは、
僕の知っているガンダムの色ではなかった!
パステル調の配色で、スミイレは赤でした
「なんだこれは!?これは俺の知ってるガンダムじゃない!
なんだこのカッコよさは!!おれも、同じ色を塗りたい!!!!!」
それがキッカケでした
結局、そのガンダムは大失敗して
「油絵ガンダム」と呼称される黒歴史になったんですけどね(笑)
それで、二作目はシャア専用ズゴックにしました
これは塗装コンセプトを
「シャンパンに浮かぶワインゼリー」
と設定して、筆と缶スプレーで塗装を試みました
そのころはプラモデルをいつまで
やるかわからなかったですし、
飽きたらもったいないから、エアブラシを買うつもりは無いわけです
当然、塗装方法は筆と缶になるわけです
そして塗装したんですが、
全然、思うようにいかん!!
パールをいくら塗ってもパール塗装にならん!
筆ムラだらけで汚い!!
あと缶スプレーも使ったんですけど
缶だと色が限定してるから、求めた色で塗れない!
それに缶スプレーは高い!
すぐに中身がなくなるからコスパが悪い!
しかも吹くのが結構難しい!
これでは、おれの思い描いた色は表現できん!
だめだ!これではダメだ!!
2体目を完成させた直後、エアブラシ購入を決意しました
我ながら、割と早い決断だったと思います
そしてその決断は大正解でした
エアブラシを導入すれば、創造の幅が大幅に拡がります
不可能なことはない!ってくらい、
なんでもできるようになります
エアブラシ導入のタイミングはですね、
僕は「購入を迷った時点」だと思うんですよね
「ほしいなー、でも高いからなー」←ここ!
ここで、もう購入を決断するべき!!
あとはお財布と相談して、実行に踏み切るだけ!
早ければ早いほどいいです!
缶スプレー高いですよ?お金の無駄ですよ?(※)
長期で見れば、さっさとエアブラシ導入したほうが安いですよ?
そもそも、どうして欲しいと思ったんですか?
エアブラシでないと、できない表現をしたいからですよね?
だったらそれはエアブラシを使わないと不可能ですよ?
飽きて無駄になるかもしれない?
それは先の話でしょ?
いま、その表現をしたいと思ってるんでしょ?
じゃぁ、いつ買うの??
今でしょ!! ←なにこのオチ
(でも、筆塗りも楽しいんですよね)
※「お金の無駄」という表現にクレームがありました。
不愉快な思いをさせた方には謝ります。ごめんなさい。
————(前置きおわり)————
オススメのエアブラシについて
エアブラシを導入するには
次の3点が必要です
■ハンドピース
これは塗料を吹くための道具です
エアブラシと同義です
シングルアクション(SA)とダブルアクション(WA)がありますが
悪いことはいいません、その違いなんて調べなくていいから
ダブルアクションにしてください
僕はシングルを2本持っていますけど
塗料の濃度、エア圧、パーツとの距離の調整がシビアなので
初心者の方にはちょっとおすすめできないです
塗料の消費量もダブルアクションと比べて桁違いに多く
缶スプレーに感触が近いです
もう一度言いますけどシングルは初心者の方には僕はお薦めしません
■コンプレッサー
これはハンドピースに空気を供給するものです
僕はいろいろ検討してクレオスのL5にしました
悪いことは言いません、安上がりを目指して
プチコンみたいな時間制限があるのはやめてください
余計なストレスを抱えることになると思います
■塗装ブース
これは部屋中にミストをばらまくのを防ぐための
いわば換気扇のようなものです
ちなみに僕は安上がりを目指して
塗装ブースを自作することを検討していたんですが
そんなことに労力をつかうのは
ばかばかしくなってやめました(笑)
悪いことはいいません、素直に既製品を買いましょう
(でも自作ブースを作るの面白そうですね)
結論
結論からいうと、僕のお薦めはこれです
- Mr.リニアコンプレッサーL5/プラチナ/レギュレーターセット PS305
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ダブルアクションのハンドピースとコンプレッサーと
レギュレーターと圧力計がセットになってます
実は僕は圧力計がついてないモデルを買ったんですけど、
最初は設定が分からなくて試行錯誤しました
今ではカンで調整してて、いちおう問題ないんですけど、
初心者の方には、やはり目安となる
圧力計があったほうがいいように思えます
コンプレッサーのパワーはこれで十分です
音もそんなにうるさくないです
L5にしとけば間違いありません
ぼく自身、買い替える必要性を
今のところ感じてないです
塗装ブースについては
- タミヤエアーブラシシステム No.38 スプレーワーク ペインティングブースII (シングルファン) 74538
というのを買いました
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ほんとはクレオスのが欲しかったんですけど
設置スペースの問題でタミヤにしました
もし買い替える必要が生じた場合
こんどはクレオスのMr.塗装ブースがいいかなーって思ってます
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タミヤの塗装ブースの特徴は
- サイズがコンパクトでフィルターを水洗いできる
- パワーはクレオスより劣る
クレオスの塗装ブースの特徴は
- パワーがあり音が静か
- フィルターは交換式で維持費がかかる
という感じです
べつにタミヤのシングルファンでも
ちゃんとミストを吸い込んでくれますし
酷い騒音がするわけでもないから
夜中でも気にせずに塗装できるんですけど
スペースの確保さえできればクレオスの方が良さそうです
フィルターは必要経費として割り切ります
どうせ年一回くらいの交換のはずです、ですよね??
こんな感じで設置していました
排気ホースは延長して
排気口にクレオスのアタッチメントをつけています
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アタッチメントをつければ
窓をいちいち開け閉めする必要がないので
これもお薦めです
タミヤの排気ホースにクレオスのものが取り付け可能なんです
メーカーは違うのに互換性があるんですね
(タミヤの延長ホースはタミヤショップで扱ってます)
- AO-7019 ペインティングブース用排気ホース(50cm)
動画での解説もしました。↓
■エアブラシ塗装の開始から片付けまで・L5コンプレッサーの音・塗装ブースの音
■プラモデルのエアブラシを掃除する・ハンドピースの分解と組み立て
■タミヤ塗装ブースの組立・洗浄・分解の方法
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他に準備しておくといいもの
あと、揃えておくと良いものについてご紹介します!
- 100均で買えるソース入れ二本
- 東急ハンズで買った水差し
オレンジ色のキャップにはエアブラシ用シンナー、
白いキャップにはツールクリーナーが入っています
つまようじでフタをしてあります
ちなみに水差しの方は筆塗り用で
ラッカー薄め液+リターダーを混ぜたものをいれてます
水差しの方が形状的に使い勝手がよいと思われるでしょうが
ハンドピースにシンナーを入れる場合は
ソース入れの方が勝手が良いです
水差しは量の調整に少しコツがいるんですよ
こうやってソース入れにいれて常備しておくと、
使いたいときに使いたいだけ分量を調整できるので
塗装には欠かせないアイテムです
- シンナー
もちろんシンナーも必要ですね
僕はガイアノーツ製を使ってます
洗浄用にT-04h ツールウォッシュ (特大)
塗料の希釈にT-06h ブラシマスター (特大)
ちまちませずに黙って特大がお薦めです
- 持ち手
これは自作です
塗装するパーツをクリップで挟むのに使います
100均でクリップとつくね用の竹串を買って、(※下記の方法の方がいいかもです)
ガムテープで固定してあります
50本くらいあると思います
既製品でありますけど、自作でもいけますよ
※追記
ワニ口クリップと100均の竹串を使うと
さらに量産がラクです
取り付け方は簡単で
ペンチでギュって挟むだけです
その際、竹串の向きなんですが
「円柱側」に取り付けます
竹串の先端(尖っている方)ではないです
理由は「その方が台座に指しやすいから」ですね
この写真で約100本です
「持ち手」は使うときには意外と使います
50本では、ちょっと足りないことが、よくありました
なので一気に100本くらい作っておくと
あとで「うわ、足りないー!」なんて
ストレスを抱えずに済むと思うのでオススメですよ!
- 持ち手の台座
持ち手を固定するものです
これは100均で買った猫の爪とぎを利用してます
これも既製品がありますが100円で手に入りますよ
発泡スチロールをガムテープで覆って
穴をあけたものも自作してあります
名付けて「持ち手台くん」(笑)
こうやって突き刺しておくわけですね
- ハンドピースの台座(スタンド)
これも自作で、ぼくは「ドダイくん」と呼んでます(笑)
市販のより使い勝手が良い自慢の自作アイテムです!
カップが水平になるように位置を調整してます
段ボールと、使い終わったライターで工作しました
こうやってハンドピースを置いて
塗料を入れたりシンナーを入れたりするわけです
ドダイくんがないとハンドピースで塗装できません
コンプレッサー付属のスタンドが位置的に使いづらい場合は
自作するか既製品のスタンドを買いましょう
片手でカップに塗料を入れるのは無理なので
スタンドは地味ですが絶対に必要です
- 試し吹き用の紙(半紙)
塗装ブースの側面に半紙を常備してます
試し吹き用です
ちょっとしたアイデアです
- キムワイプ(洗浄用)
これはティッシュと比べて繊維が出にくいんです
ハンドピースの中身を掃除するのに使います
ホコリはエアブラシの大敵ですからね
僕は最初はティッシュで掃除してたんですけど、
塗装すると、なぜかやたらとパーツに
ホコリがついてしまって理由が判然とせず困ってました
原因はどうやらティッシュだったみたいです
あとハンドピースの掃除用ではないけど
キッチンペーパーもいろいろと使えますよ!
あれも繊維が出にくいので多用してます
まとめ
エアブラシを準備することは金銭的に敷居が高いですよね
そのため、少しでも安くまとめようと画策しますよね?
お気持ちは僕もよーく分かります(笑)
しかし、あまり安さばかりを求めると、
あとでさらなる出費を招く可能性があることと、
そして一番の問題となるのが、
よけいなストレスを抱え込む可能性がある、
ということをお伝えしておきますね
ちょっと上から目線で申し訳ないのですが、
プラモデルに限らず、伸びる人と伸びない人の差は、
必要な出費・そうでない出費を見極める判断力と
必要なものには投資できる行動力・決断力だと思います
伸びない人って、なんでも無料で済ませようとする傾向があるそうです
僕は別にエアブラシ塗装を推奨しているわけではなく
むしろ筆塗装にこそ面白さを見出しているので
筆塗りに着目してほしいなぁと思っているのですが、
やはりエアブラシを用いることでしかできない表現がありますし
エアブラシを使用することで圧倒的に
楽で素早く仕上げられるケースというものがあります
机上論ではなく、実践レベルでエアブラシはあった方がいいんですね
それを理解している上で、環境的に用意できない、とかなら全然いいんですけど
購入を迷っている方がいるのは、もったいないなぁとホントに思ってます
僕の経験上、もし気になるのであれば、
すぐに購入を決断した方が時間の無駄がないので、
僕はいいかなーって思っています
自分の大切な時間を投入するところは、ここじゃないんですよね
どんな作品をつくるか?にこそ時間を投入するべきです
なーんてねー、僕自身、少し迷ってしまった時間はあったので、
その昔の僕に言い聞かせるように書きました(笑)
なんかエラそーに、ごめんなさい!
次はエアブラシの実践編、サーフェイサーの説明にいきますよ!
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