【プラモデル初心者向け】プラ版を正確に切り出す方法(その3)

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プラ版加工の話、その3です!
前回は「任意の形状を切り出す方法」として
プラ版の切り出し方をご紹介しました

【プラモデル初心者向け】プラ版を正確に切り出す方法(その2)

2014.10.24

今回も試行錯誤しながらやってますけど
やっていくうちにいろいろと発見もあるのでして
まぁいくつか書いてみたいと思います
ほとんど個人の忘備録と化してますけどねwwww

型取りゲージを使う

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これは横山宏先生の
「マシーネンクリーガー・プロファイル1 ファルケ」
で知ったんですけど、
「型取りゲージ」という道具が
この世の中にはあるんですよw
押し付けてその物の形を取れるという、
断面を計測することができる便利ツール!

シンワ測定 型取りゲージ A 150mm 77970
シンワ測定
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こんな風に押し付けるじゃん?

 

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するとこんな風に断面を見れちゃう!
面白いですなー

 

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いきなりプラ版だとアレなんで、
とりま一回、厚紙にトレースしてみます
「へこんでいる方からやると、一回り線が小さくなってしまうので
出ている方のデータからトレースする」
とのことですよ

 

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切り取ってみますた
これを・・・

 

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パーツにあててみた
む、やや隙間が空いたが、まぁヨシとしようw
この形でプラ版に切り出したいので
次の工程にいきます

 

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トレースには、いろんな方法があると思うけど
マスキングテープでトレースしてみます
厚紙の上にマスキングテープを貼ります
マスキングテープは薄いので
下が透けるから簡単にトレースできます

 

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そのマスキングテープをプラ版に貼って
上からナイフで線を入れるように切ります
そのあとマスキングテープをはがし、
見やすいように筆ペンでスミイレしました
んで、もっと簡単にトレースするには・・・

 

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トレースしたいプラ版を下に置いて
ガイドとなるプラ版の周りをペンでなぞります
これで形状を量産できます
って、当たり前ですねwww
線に沿ってピッタリ切るんじゃなくて
余白を残してみました

 

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これを「道具のお話」記事で紹介した
「卓上万力」に挟んでまとめてヤスリで成型すれば
同じ形状のパーツが量産できます
しかし、立方体のものを
直角水平にヤスるって結構難しいんですよね
これの対処法は現在検討中で、
いずれ記事にするかもです
とりま先に行きます

 

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ぐへぇ、途中写真がないーwww
ええと、切り出したプラ版を箱組みして
ふくらはぎの部分にスラスターを追加してみたのw
こんな風に断面を計測して
プラ版を張り付けることができるんだねー
ってコトでした
なんか尻切れトンボでスマンwww

 

ディテールアップ用のプラ版の制作

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ええと、よくディテールアップに
細い短冊のプラ版を張り付ける手法とか
ありますよね?
あのプラ版の量産方法を考えました

まず「プラ版を切り出す方法その1」の記事で紹介した
岬さんのノギス方法で、スジボリラインをプラ版に引きます
任意の幅でいいんですが、とりあえず3ミリで引いてみた
で、それを1ミリ幅で切り出します

あとは手でポキポキ折れば、
3ミリ幅の短冊プラ版が量産できます
なんか駆け足で紹介したけど分かるかなぁ???
エバグリとかの1ミリプラ板を切り出す以外にも
こんな方法が可能ですね、ってことで

 

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これはかなり応用ができると思うので
1ミリ、2ミリ、3ミリと用意してみますた

 

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2ミリ幅の板をカットして
さっきのふくらはぎのスラスター部分の
底面に置いてみた
なんか使いどころを間違っている気もするけど
ピューってスルーしてくださいw
僕、こういうセンスないんですw

 

しいたけに挑戦(リベンジ)

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前回の記事で「しいたけ」に挑戦したけど
もう一度挑戦してみます
まず2種類の幅のプラ版を用意します

 

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ここで自作の新兵器、「スコヤくん」の登場!
アルミブロックにアルミ板を張り付けたものです
これを何に使うかというと・・・

 

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このように小さいパーツを
キッチリ並べて接着するために使います
これができなくて前回は
吐き気がするほど不細工なモノに
なってしまったんで対処法を考えたんですw
今回はバッチリ・・・かな?

 

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前よりはキレイに並べることができた!

 

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これを腰のサイドアーマーの裏に
貼ってみようと思う
別にそれがカッコいいとか考えたワケじゃなくて
ただの練習ですw
何度も言うが僕はディテールのセンスが皆無なのですw

 

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成型のために、またまた「卓上万力」に挟みます
「卓上万力が便利」って道具紹介の記事で書いたけど
それって、こういう意味だったんですよ

 

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タガネで挟み込んだ方のプラ版を削り
高さを調整中・・・
いや、こんなアクロバットな使い方をしてるワケじゃなくて
片手だから写真が撮れないだけですw

 

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まぁ、前回よりはキレイかな?

 

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精密ヤスリで形状に変化を与えてみよう
なんか実験してるみたいですけど
ほんとに実験してますw
こうすると、どうなるんだろう?みたいなw

 

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最後に、パーツの高さというか厚みを調整します
プラ版において高さを合わせるための
プラ某ガイドで挟み込み
ヤスリをかければ精度を出せますね

 

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できたー
何度も言うが、これがカッコいい、とかではないぞ?w
やってみたかっただけなんですw
こんな精密な成型でも、やり方を知れば
僕みたいなヘタレ初心者でも、それなりにできたよーっ!
ってことでしたw
今回は0.5ミリ厚プラ版を使ったけど
慣れれば0.3ミリ厚とかに挑戦だね

 

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しいたけって、どの大きさのプラ版が
何枚必要なのか?ってことが
慣れてなくて分かりづらかったんで
必要なプラ版の切り出しというのを
フォーマットにしてみた
まぁ誰も興味ないだろうけどw
む、これでは見づらいな・・・

 

siitake001.jpg
siitake003.jpg

なんかただの自己満足w
これで数値を調整すれば、
次回から、どんなしいたけ形状でも
必要なプラ板の数と形が割り出せるハズだ、たぶん・・・
以上、ほとんど個人の忘備録と化してますけど
何かの参考になれば幸いでござるー!

 

プ、プロの技術はすごいっす!(「しいたけ」ディテール)

2016.04.20

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5 件のコメント

  • SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    あ!またなんかおもしろいアイテムでましたね。
    型どり君かー。世の中いろいろありますね。
    ひさびさのジム登場うれしいっす。
    どんなできあがりになるのか!?(わくわく)
    だいぶ細かい工作も順調ですね。
    しいたけフォーマット、参考にさしてもらいます。
    オレも工作練習したいなー。
    まずは箱組でしたっけ?やってみよっと。
    パテの種類がまだよくわからないので、勉強してみます。
    その前に瞬間接着剤かなw

  • SECRET: 0
    PASS: 33b55b5efb4ba7b6250cf687bdb54574
    こんばんわ。
    色々技術と手持ちの工具を
    駆使して製作する姿勢は
    大変参考になります。
    幅の狭いプラ版は
    切り口のカエリと
    静電気等で貼り付いた切り屑を
    可能な限り落としておかないと
    数枚でも重ねて貼った時に
    張り合わせ面に干渉する事があり
    微妙に厚さが違ってきますよね。
    スチロール樹脂系接着剤での
    貼付け積層では
    隙間とか奥深くまで乾くのに
    時間も掛かるし溶質の成分で
    乾燥後は予定より厚さが増え易く
    更にそこから複数の積層物を
    削って揃えるのは更に手間ですね。
    大変な作業ですが
    基本的なスクラッチの技を
    見せてもらい有難うございました。
    プラ版の細かなカットや調整は
    ご存知だとは思いますが
    リューターのタングステンバーや
    スチールバーで
    触れるように削って
    細かな調整をすると楽ですよね。
    もちろん別の記事で紹介されている様に
    工作物の形状に合ったヤスリで
    手作業で調整する方が
    仕上がりが綺麗かもしれませんね。
    今回デザインナイフで
    見本の形に切り出され
    記事の為とはいえ
    何度も手間を掛けられたのには
    感心しました。
    サービス精神が旺盛な点も
    頭が下がります。
    スコヤも冶具として
    自作されているので
    とても発想が面白いと感じました。
    これからも記事を楽しみにして参ります。
    失礼します。

  • SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    >ebavoさん
    型取りゲージおもしろいでしょ?w
    これを知った時には
    「使う機会は滅多にないだろうけどコレ欲しいわー!」
    と思ったツールなのw
    実はねー、このジムを
    いろいろ練習でいじってるんだけど
    これをガン王に出そうかなあ?
    とか思ってるんだよー
    とても丁寧な工作とはいえないから、
    だから今回は一次審査通過は狙ってないのw
    でも手はかけているので
    コンテストに出すのはアリかしらねー?みたいなw
    >Pak43さん
    そうそう、そうなんですよ
    なんかプラ版を切り出した後は
    両面にペーパーをあてるのが重要、
    とn兄さんが言ってましたけど
    こういう些細なところで
    精度が決まるんだろーなーとか思います
    今までちゃんとしたプラ版加工って
    あんまりやってこなかったんですけど
    いろいろ発見があって楽しいですねー
    なんでも自分で作っていけるという
    なんか新しい世界が見えてきそうな感じです
    あくまで「見えてきそう」な気分だけですけどねw

  • SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    こんばんはー
    あれ?道具シリーズ終わったのに見たことないツールが!?
    すごい面白そう。でも要るか?今の私にはまだ要らないかも。
    あー!万力!そうかー!これ要ります。
    今、スジ彫り挑戦してるのですが、万力でパーツを固定すれば作業しやすいかも。
    ん?なんか粘土みたいなガムみたいなのが定規にくっついてる?
    む!そうか、これを置き台にしてもいいかも。
    ん?定規はマットに貼り付けてるのか?
    なるほど!それでプラ板を直角に切り出すのね。
    今日もいっぱい勉強になりました^^
    ありがとうございます。
    え?しいたけ?もうちょっと大人になってから食べてみます><

  • SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    >Dolphinsさん
    そうそう、万力とか便利ですよ!
    粘土みたいなガムとは
    目の付け所がいいですね!
    これ、ブルタックっていうんですけど
    かなりの便利アイテム!
    いまスジボリ記事を書き始めているんですけど
    そこで改めて紹介してみますねー!

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