「鏡面仕上げのやり方」の2回目です
前回は「パーツの下処理」を行いました
今回は塗装です!
今回は真ゲッター1の翼を
「キャンディ塗装の鏡面仕上げ」にするつもりです
ややこしいことを言ってるようですが、
大体鏡面仕上げはキャンディ塗装とセットになっている気がします
あ、キャンディ塗装というのは下地をシルバー色にして
その上からクリアー色を塗装することで
「下地のシルバーを透過させクリアー色を発色させる塗装法」のことですね
鏡面仕上げの塗装の注意点
ここで鏡面仕上げの塗装における
注意点を上げておきます
- 塗装面がなめらかになるよう心掛ける
- クリアーを厚く吹く
この2点ではないかと思います
「塗装面をなめらか」にするために
これは
- エアブラシの扱い
- 塗装後のペーパー
に注意する必要があると思います
まず「エアブラシの扱い」としては
「弱い空気圧で遠目で吹いてはダメ」ですねー
それだとマット地になっちゃうので
「強い空気圧で近目で吹くのが良い」と思います
表面が濡れる感じというか
塗装面の塗料が垂れる寸前くらいが良いと思いますよ
表面張力で塗面がなめらかになりますからね
次に「塗装後のペーパー」ですが
「強い空気圧で近目」で吹いても
やはり塗膜のうねりは多少は出ちゃいます
それからホコリですね
これも注意してても入ってしまうことがあるので
塗装するたびにペーパーをかけるくらいが望ましいと思いますよ
クリアーを厚く吹く
鏡面仕上げは最終的に「研ぎ出し」を行います
その時に誤って塗装面まで削らないように
クリアーを厚く吹いておくことが肝心です
クリアー層のみ研ぎ出すことができるようにしておくわけです
研ぎ出しは特にエッジが削れやすいので
エッジに大目に吹き付けるよう心掛けると良いと思いますよ
ではいまから
「鏡面仕上げを前提としたキャンディ塗装」
をやっていきます!
鏡面仕上げと言いつつ、まずはキャンディ塗装の準備
キャンディ塗装はシルバー下地なワケですが
そのシルバーをしっかり発色させるために
黒をまず吹きます
下地の下地ですね(ややこしい)
黒を吹きました
注意してても、もうこの時点で
ホコリがついちゃうんだよなー・・・
乾燥後に1000番のクロスで
水研ぎしましてホコリを取りました
鏡面仕上げなんで、慎重にいかないとね
では次にシルバーを吹きます
今回はフィニッシャーズのフォーミュラクロームを使ってみます
キャンディ塗装にお薦めのシルバーです
こんなシルバーになりました
ここで3000番で軽く撫でて表面をなめらかにします
ここがかなり重要で
この時点で表面がガサガサだと後でいくら研ぎ出ししても
鏡面に変化がありません
3000番のクロスで撫でました
写真じゃ違いがわかりませんけど
触ったら全然違うんですよ!
指の感触って結構大事だと思うです、はい
キャンディ塗装に入ります
ここからキャンディ塗装に入ります
あ、すいません、しばらく鏡面の話は出てこないです(笑)
「鏡面仕上げのやり方」と謳いつつ
キャンディ塗装してしまう罪深き僕をお許しください(←黙れ)
んじゃ、まずはクリアーレッドを塗ってみるぜー!(←反省の色なし)
翼の骨組みを意識して
クリアーレッドを吹きましたよっと
じゃ、今度はこいつらに
クリアーブルーを吹き付けてやるぜぁ!
うひょー!
一気に病的というか禍々しくなったww
面白いのでちょっと比較
右は正義、ジャスティス、情熱って感じ?
左は悪、デーモン、病気って感じ?
こんなのが4枚もそろうと
結構エグイですなww
とっとと次にいきましょう(笑)
クリアーブルーとクリアーレッドで調色した
クリアーパープルを吹きます
あ、ちなみにクリアー色には
透明クリアーを適当な比率で混ぜています
その方が吹きやすいんですよ
クリアーパープルを吹きました
これまた全然印象が変わりましたな
濃い所は黒に見えますが
見方によっては濃い紫のようにも見えます
色に深みを持たせたくて最初からクリアーパープルを吹くのではなく
レッド、ブルー、パープルと三層にしてみました
ここまででキャンディ塗装は終わりです
塗装後の水研ぎとか、かなり重要ですよ
次に鏡面仕上げの方に移ります
まずここまでの塗装で表面が少し凸凹しているので
それの対処をします
3000番で水研ぎしました
やはり写真じゃ違いがわかりませんけど
触ってみるとわかりますよ、凹凸が減ってます
こういう地道なひと手間が後々の仕上がりに活きるのだよ!
仕上げにクリアーを吹きますが
その前に・・・
水研ぎ跡の汚れや油分がないように
消毒液でキレイに拭いておきます
ここで指紋でも付いたままクリアーを吹こうものなら
始めからやり直しです、キャー!
では仕上げに
もう一回クリアーパープルを吹いて
ガイアノーツのクリアーを吹きます!
クリアーを3回吹きました
エッジは気持ち多めに吹いてます
これでも足りないかもしれないが・・・(前フリ?)
ふう、これで鏡面仕上げの塗装編は終わりです
特別なことはやっていないんですけど
キャンディ塗装のせいで記事が長くなってしまったです(笑)
最後のクリアーはカーモデルの場合はウレタンクリアーを
吹いたりするみたいですね
僕は使ったことないんですけど一度は使ってみたいなー
では次回は、いよいよ鏡面仕上げの最終工程「研ぎ出し」です!
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