前回は「サーフェイサーって何じゃい?それ必要なんかい?」
ということについて書きました
今回は実際にサーフェイサーを吹きますよ!
何は無くとも、まず洗浄
では、まず始めにパーツの洗浄をします
僕は最初の頃はキットを箱から取り出したら
「まずは禊じゃ、禊の儀式を始めるぞ、
こうすれば精神統一されて、いい作品になるはずじゃて!」
とか思ってランナー状態でジャブジャブ洗ってたんですが、
そのあとペーパーをかけるので、まったく意味がないことに
三体目くらいで気づきました(おそいよ)
パーツの洗浄は、ペーパーかけたあとに行いますよ
でね、ペーパーかけたあとに
風呂場で洗面器の中で歯ブラシで
ゴシゴシやってたんですけど、
これかなり面倒くさい、というか疲れる
パーツを無くしそうになって
困ったこともあります
それに、キレイに洗ったと思っても、
乾燥してよくパーツを見てみると
やっぱりカスが残っていることが、よくありました
そりゃよくありました
パーツの洗浄って、
僕にとってかなりのストレスになりました
僕はストレスを感じるのはイヤなんです
どんな工程も、できるだけ楽しんでやりたいんです
プラモデルを始めたころは、
「お金をできるだけ節約しよう、いつまで続けるかわからんし」
とお金をかけないような意識だったんですけど
考え方が途中で変わりました
多少投資することで、
そのストレスが解消されるのであれば、
それは必要経費だ、ストレスフリーをお金で買うのだ!
という意識になり、試してみたい道具とか工具とかあったら、
欲しくてたまらなくなり、
実際に自分で試してみたくなったんです
で、買いました「超音波洗浄機」!!!
検討した結果、
僕は洗浄槽が取り外せるタイプのものにしました
「TOSHIBA 超音波洗浄器 MyFresh TKS-210」というやつです
※今はサンワダイレクト 超音波洗浄機 分離式 <給水簡単>という商品に変更しています
結果、これが大正解!!!
パーツ洗浄がめっちゃラクになりました!
最初に歯ブラシでカスとか取り除いて
食器用洗剤を数適垂らしてスイッチオンすると
3分くらいでキレイになります!
もうこれは手放せん!!素晴らしい!
あのめんどくさい苦労から解放されたので、
気分よかったですよー!
ということで洗浄中w
パーツが浮きますね
なので付属のカゴでフタします
ちゃんと沈んでなさい!!
洗浄してる間に梨を向いて食べましたwww
べつに超音波洗浄器のセールスマンじゃないけど、
これがなかったら、こんな優雅なこと(優雅?)はできませんよ!?
ちなみにパーツの下に敷いているのはキッチンペーパーです
キッチンペーパーは、意外と穴場なオススメの一品!
ティッシュと違って繊維が出にくいですよ!
乾燥したらサーフェイサーを吹きますよ
乾いたみたいなので、サフを吹きましょう
パーツは持ち手で保持します
持ち手の台は100均で買った猫の爪とぎです
ここでポイントです
エアブラシで塗料を吹く前に、
少しだけツールウォッシュを入れて吹きます
たまに詰まっていることがあるんです
僕はいきなり塗料を入れて
「うわー吹けねー、いっかい塗料をカップから出して掃除せんとー!」
なんて泣きを見たことが数回(1回で気づけよ)ありました。。。
ちなみにツールウォッシュは、
塗料をめちゃ強力に溶かすシンナーです
これで塗料を希釈してキットに吹いたら溶けるんで、
間違えちゃダメですよ?
でも、ワザとやってみるのも楽しそうですね
と思ってやってみたんですけど、あんまり溶けなかったですね
面白い表現ができるかと思ったので残念です(笑)
と脱線しましたけど、まぁとにかく掃除専用アイテムです
これは僕の方法なんですが、
ツールウォッシュを吹くとき、
もったいないのでブースに向かっては吹きません
捨てるのがもったいないので、空き瓶に吹きます
専用のポットも販売されてるんですが、
いまのところ僕には必要ないです
そしてこのツールウォッシュは、ナント、
ろ過すると再利用できるんです!
その方法については別の記事でご紹介しますね
僕がよく使うサーフェイサーは
ガイアノーツの「GS-01 サーフェイサーエヴォ」です
クレオスのサーフェイサーも持ってますが、
ガイアノーツのサーフェイサーエヴォは
クレオスのサーフェイサーより隠ぺい力が強い気がします
こういうよく使う塗料は
事前に大きいビンに希釈して保管しておきます
一回一回希釈するのがめんどくさいんです
フタにマスキングテープをはって
マジックでメモしておけばわかりやすいですね
希釈率はサフ1:シンナー1.8くらいでやってます
1:2だと若干薄いかなーって気がしたし
1:1.5だと今度は濃い気がしたので僕は1:1.8くらいです
でもこれは好みで変えて問題ないです
ちなみに希釈するとき、
僕はクッキングスケールを使ってました
「タニタ デジタルクッキングスケール KD-321 シルバー 」
というやつです
でも、こんな神経質にならなくてもいいですよ(笑)
僕は「正確に1:2に希釈すると、どんな濃さなのか?」
ということを実際に目で確認しないと
気が済まなかっただけなんです
もう大体、塗料の濃度は感覚的にわかったし、
実際に吹いてみて、あとから濃度を調整すれば済む話なので
クッキングスケールは使わなくてもいけます
ちなみに、もし買うなら0.1g単位で量れるものがいいですよ
0.5g単位なんて全然意味ないんで、止めてくださいね
(僕は最初0.5g単位で買って使いもんにならなくて返品交換しましたから。。)
「希釈は容積であって重量ではない。」とご指摘いただきましたー!
初心者の方が希釈をする場合、ビンに定規をあててメモリを自分で書いて、それを目安に薄めるやり方がいいですね(僕もそんな感じで希釈してます)
間違った情報を書いてしまい申し訳ありませんでしたー!
サーフェイサーの吹き方
ではサーフェイサーを吹きます、はい、一回目を吹きました
僕は圧力計を持っていないので、
吹き付けのエア圧を紹介できないです、すみませんー!
いろんな吹き方があると思うんですけど、
僕は一回目は完全に発色させるつもりで吹きません
下地の成型色の茶色が見えますよね?
一回目はこんなもんでいいんです
なんとなく色がついたら、とっとと次のパーツに移ります
専門用語でバインダー効果というんですが、
一回で塗りきろうとするより
一回塗って乾燥させて二回目を塗る方がノリがよくて
時間が短縮できて効率がいいんです
一番最初のパーツを吹いて、次のパーツを吹いて、、、
とやっていくと、一周するときには最初のパーツはもう乾いてるので
二回目をすぐに吹けます
実際にはエアブラシを吹き続けてるんですよ
塗装中でも表面処理とかします
おおーっと!!!
ペーパー処理漏れをはっけーん!!
腰のアーマー?っていうの?ゲート処理できてないー!
なんてことも、サフを吹いたらわかりやすくなります、ぎゃふん
吹いた直後はパーツに触りたくないので
とりあえずほっといて、ほかのパーツを吹きましょう
二回目を吹きました
今度は発色させるつもりで吹きます
側面の合わせ目をみてください、って見えませんね?
合わせ目、ちゃんと消えてますね!いえい!
乾いたみたいなので、さっきのゲート処理に移ります
600番でゲート跡を処理しました
さすがに、ここで再度パーツ洗浄なんてめんどくさいんで、
歯ブラシとかで掃除してオッケーとします
おおっとー!!!
今度は合わせ目処理ができてない箇所をはっけーん!!
これもサフを吹いた効果ですねー!
って、こちとら本サフのつもりだったんだよ!!(笑)
見て見ぬふりをするか、きっちり処理するか、
悩ましい所だ。。。。
なんて思いつつも、すぐに処理できるんで処理しちゃる!
サーフェイサー後に凹みを確認した場合の処理の仕方
まず、合わせ目の凹みを確認したら
ナイフでその凹み穴をぐりぐりします
もう、やっちゃってください!
ここは思い切ってぐりぐりして!
穴を広げるのが補修のポイントです
はい、瞬間接着剤ハイスピードです
合わせ目消しの時は黒い瞬間接着剤を混ぜましたが
今回はそのまま使います
さっきぐりぐり拡げた穴にキッチリ流し込みたいんで
サラサラ粘度がいいんです
ハイスピードを針金ですくって、ぐりぐり穴に置いていきます
僕はミンティアの空きケースにビニールテープを張ったものを
瞬着台座にしてます
なんか年期が入ってきてる(笑)
この瞬着台座に一回、瞬着を置いてから
針金ですくってパーツにおいていきます
瞬着の口から直接パーツに置いちゃダメですよ
ここで硬化スプレー吹きます
瞬着があっという間に固まります
すごいよ、このスプレー!
せっかく吹いたサフを惜しげもなく
瞬着と一緒に削ります
400番→600番で処理しますよ
もっかいサフ吹いてチェック
よし、消えた!!
ここまで数分で処理してます
これも硬化スプレーのおかげだよ!
ありがとう硬化スプレー!(笑)
ちなみにコンプレッサーのスイッチはオンのままです
サーフェイサーを吹きながら、こんな処理をやってます
はい、サーフェイサーを吹きおわりましたー
おつかれさーんー!
けっこうすぐに乾燥するんで、
このまま本塗装に入ることも多いですね
あとはエアブラシの掃除のやり方について
軽くご紹介しておきますー
サーフェイサーを吹いた後のエアブラシの掃除のやり方
もしカップの中に塗料が入っていたら
塗料ビンの中に戻すか、ふき取るなどします
カップの中はキムワイプで掃除するのがいいですね
ティッシュでやると、次に吹くときに
繊維がパーツにつく可能性があります
「なんでこんなにホコリがパーツにつくんだろ???」
と不思議だったことがあるんですけど
キムワイプ使いだしてからは起こらないので、
たぶんティッシュが原因だったんじゃないかと思ってます
あと綿棒にツールウォッシュをつけて、
カップの中とか掃除します
ニードルは一回抜くこともあります
そのほうが掃除しやすいですね
その時は、ついでにニードルも拭いておきます
ツールウォッシュでうがいします
色がつかなくなったらオーケーです
2、3回のうがいでキレイになりますよ
■動画で解説しました。↓
動画で解説しました。↓
■エアブラシ塗装の開始から片付けまで・L5コンプレッサーの音・塗装ブースの音
■プラモデルのエアブラシを掃除する・ハンドピースの分解と組み立て
ツールウォッシュは100均のソース入れに
入れて常備してます
ちなみに白がツールウォッシュ
黄色がエアブラシ用シンナー、
赤が水です(水研ぎと、デカール貼りに使います)
こうして常備しておくと、使い勝手がいいですよ!
では、次は本塗装にいきます!
【次の記事】
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