いまMGサザビーVer.Kaを
簡単フィニッシュで作成してますー!
前回は簡単フィニッシュの塗装前の作成の流れをご紹介しました
今回はトップコートの
つや消しの検証を行ってみたいと思います!
「つや消しクリアー」の種類、ありすぎじゃない!?
んで、一口に「つや消しクリアー」といっても
いろんな種類があるんですよねー
今回、用意したのは
Ex-フラットクリアー(ガイアノーツ)
- フラットベース・スタンダード(クレオスMr.カラー30番)
- スーパークリアー半光沢(クレオスMr.カラー181番)
- スーパークリアーつや消し(クレオスMr.カラー182番)
- フラットベースあらめ・ラフ(クレオスMr.カラー188番)
- フラットベースなめらか・スムース(クレオスMr.カラー189番)
以上なんですが、他にもあると思うです
たくさん種類があって
メーカー様には感謝なんですけどね、・・・
あのー・・・
それぞれの違いがタイトルだけじゃ全然わかんねーよ!!!
それぞれ、どんくらいのつや消しになるんだよ!?
いい加減にしろ! ←なぜキレる?
てゆーことで、今回はそれぞれを試して、
その違いを検証してみたいと思います
クレオスMr.カラーのつや消しクリアー
「フラットベース・添加剤」の使用方法
- フラットベース・スタンダード(クレオスMr.カラー30番)
- フラットベースあらめ・ラフ(クレオスMr.カラー188番)
- フラットベースなめらか・スムース(クレオスMr.カラー189番)
この3つなんですけど「つや消し添加剤」とビンに書いてあります
たぶん、これは
「つやあり」の塗料に混ぜて、
「つや消し塗料を作るためのフラットベース・添加剤」
なんだと思われます
僕は正直、この意味がわからないんですよねー
つやは最後にトップコートで調整すればいいから
塗料の段階でつや消しをわざわざ作る必要は
ないと思うんですけど、
まぁ、やり方が色々あるってことですか?
僕は基本塗装する時に塗料が
「つや消し」なのか「つやあり」なのかは、
ほとんど全く気にしてないんですよねー
仮に、つや消しで作業的に問題がある場合、
例えばスミイレとか、デカール貼る時とかですか?
その場合は一回クリアーを吹けば別に大丈夫なんですね
逆にウォッシングしたいときは一回つや消しを吹きます
上級モデラーの方はこの辺も使いこなしている気がしますが
初心者の方は、塗料を購入する時に
「つや消し」か「つやあり」なのかは
あまり気にしなくても大丈夫なんじゃないですかね?
最後に調整すれば問題ないですよ
で、これらは「添加剤」ということなんで
希釈を以下のようにしてみます
希釈率「添加剤0.3:クリアー0.7:うすめ液2」
つまり30%添加して、それを3倍で希釈するってことです
クリアーは、今回は全て
「Ex-クリアー(ガイアノーツ)」で統一してみます
このクリアーを混ぜておかないと、
たぶん後で添加剤の白い粉がパラパラと
落ちてくるんじゃないかしら?
添加剤が定着しにくいと思われます
ちなみに「つや消し」の理屈を軽く説明しておくと
キットの表面を「炭酸カルシウム」という粒子で
繊細に荒らすことで光の反射を落とす、
だから光沢がなくなる、ということです
炭酸カルシウムは樹脂ではないので
そのままでは定着しないから塗料に混ぜる必要があって
希釈率のメーカー推奨は20%から30%です
それを超えると塗膜が弱くなり、最悪ひび割れるらしいですよ?
この辺は「カンペキ塗装ガイド〈3〉エアブラシ完全攻略」が詳しいので
一回読んでおくと理屈がつかみ易いです
でもまぁ、こんな難しい話はどうでもいいのだ
問題は吹いたらどう変わるのか?なのだー! ←あほ
テストピースなんて使わずに
いきなりキットに吹いていくぞ?
皆さんは、こんな超てきとーなやり方はマネせずに、
ちゃんとテストしてから納得のいくツヤを選択の上、
ステキな完成品を目指してくださいーw
じゃ、いきますか!
希釈は先に述べたように
「つや消し用添加剤」の方は0.3、クリアーを0.7、シンナーを2でやってみます
写真だと添加剤が3.6gです
ということは
クリアーを8.4g
シンナーを24g
足せばいいワケですね
つーか、こんなキッチリ軽量しなくていいと思いますw
はい、希釈しました
ちょっと感触的に3倍だと薄い気がしたので
シンナーを少なくしました(16g)
こんな感じで塗料の希釈は濃度を見ながら
感覚で調整すると良いと思いますよ ←アバウトだなおい
ちなみにスペアボトルは
タミヤの46cc(計量目盛つき)を使っています
こういう良く使いそうな塗料は
大き目のボトルに一気に希釈しとくとラクですよ
ちなみに上記の分量で、
このスペアボトルに丁度良く収まりました
ついでにシンナーはガイアノーツの
「T-06h ブラシマスター (特大) 1000ml」を使ってます
で、それを100均のソース入れに移して使ってます
こうしておくと使い勝手がいいんでおすすめですよ
さらについでに、もし100均ソース入れを使うなら、
悪いことは言わないから「G-02 ニードルキャップ」を使っとけ
移す時に、こぼさなくてすむのでオススメ、ていうか必須!!
最初これを使ってなくて、どれだけシンナーをこぼしたことか・・・
「添加剤」の、つや消しクリアーを塗装してみます
じゃ、エアブラシで吹いてみます
吹きつけのエア圧とかは圧力計がないので紹介できないけど
「ミストをパーツにあてて、すぐに乾くぐらい」
をイメージして吹いてます
■フラットベース・スタンダード(クレオスMr.カラー30番)
写真でわかるかなぁ?
この30番の「スタンダード」は
きっちりと、つやを消しましたよ?な印象です
僕はしっかりツヤを消したい時によく使ってます
パーツをよく見ると、ツヤが消えていることで
明度がちょっと上がってますよね?
パステルっぽくなっていうというか
プラスチックの安っぽさが消えて、
無塗装なのに、なんか「らしく」なってると思う
■フラットベースあらめ・ラフ(クレオスMr.カラー188番)
次は「あらめ・ラフ」いってみます
これは、相当なガサガサのつや消しに
なりそうで楽しみですな!w
なんか、期待したほどガザガサにならなかった ←なぜか凹む
スマンが僕には、30番との違いがわからんw
吹き重ねていけば、もっと違いが出てくるのかな?
■フラットベースなめらか・スムース(クレオスMr.カラー189番)
あ、吹く前の写真、けしてもうた・・・ごめんなさい、これ塗装後です
この「なめらか・スムース」は自然で落ち着いたつや消しですね
気品があるというか、エレガントというか
僕はこれ気に入ってよく使ってるんです
ただ、今回の無塗装のトップコートとして使うには、
やや弱い印象を受けました
プラスチックっぽさが少し残ってる感じです
でも黒パーツはキレイだと思う
黒パーツを189番、赤パーツを30番とかにするといいかもしれない
ちなみにキット全体のツヤを統一するのではなく
あえてパーツごとに変化をもたせるのって
上手な方がよくされている塗装テクニックなんですよね
僕には使いこなせないですがw
「添加剤ではない」つや消しクリアーを塗装してみます
さて、次に「添加剤ではない」方のつや消しを試してみます
- スーパークリアー半光沢(クレオスMr.カラー181番)
- スーパークリアーつや消し(クレオスMr.カラー182番)
- Ex-フラットクリアー(ガイアノーツ)
希釈率「塗料1:シンナー2」
この希釈率で上記の3種類を試してみます
■スーパークリアー半光沢(クレオスMr.カラー181番)
このフロントアーマーに吹いてみます
表面処理してないので、パーツにウネリとか見えますね
はい「半光沢」を吹きました、「半ツヤ」ってやつですね
僕がアホだからかもしれないけど、
半ツヤって、効果がよくわからんw
「30番よりは薄いけど、ツヤはそれなりに消えてます」
って感じですか?あ、それが半ツヤなのかw
なんかまどろっこしいんで、半ツヤってきらいーw ←暴言
でも一応、パーツ表面のウネリは消えましたね
ところで、この181番の半光沢は、
塗料の粘度が低い感じがします
サラサラとまではいかないけど、トロトロでもない
ということで、希釈を1:1.5にしてみました
ビンの中身を全部いれたら8.7gだったので
13gシンナーを入れたってことです
■スーパークリアーつや消し(クレオスMr.カラー182番)
182番は普通に3倍希釈が必要な濃度だと思ったんで
ビンの中身を全部突っ込んで、
シンナー16g(1:2)入れて希釈しました
はい、吹きました
182番のつや消しは、吹いていて
つやがどんどん消えていくんで
効果が分かるんで面白いですー
つやが消えたのか消えてないのか、よくわからん半ツヤより
効果が分かるつや消しの方が楽しいねー
つやよ消えろ!!
ついでに手抜きした部分とかも消えてしまえ!! ←
で、吹いてみての超・個人的な感想だけど
足全体に吹いてみたんですけど
表面装甲が「やや重たい」印象になりました
なんとなく「のっぺり」しちゃったんで、
これは全体に吹くのではなく、
内部フレーム限定で吹くといいかもしれない
今回のテストの中で、これが一番ガッツリつや消しの印象です
■Ex-フラットクリアー(ガイアノーツ)
あとガイアノーツのつや消しクリアーですね
フラットクリアーという名前です
一種類しか出てないのかなぁ?
もしかしたら他にもあるかもしれない
んじゃバックパックに吹いてみます
吹きました
クレオスでいうと「半光沢」に近いのかなぁ?
「189番なめらか・スムース」より若干、弱い気がします
とりあえず「がっつり、つや消し」にしたいなら、
ガイアノーツのフラットクリアーは選択が違いますね
ということで
とりあえず今回試したつや消し塗料を
順番で並べてみると
■かなり強いつや消し
- スーパークリアーつや消し(クレオスMr.カラー182番)
■ちゃんとつや消し
- フラットベース・スタンダード(クレオスMr.カラー30番)
- フラットベースあらめ・ラフ(クレオスMr.カラー188番)
■程よいつや消し
- フラットベースなめらか・スムース(クレオスMr.カラー189番)
■弱いつや消し
- スーパークリアー半光沢(クレオスMr.カラー181番)
- Ex-フラットクリアー(ガイアノーツ)
て感じですかね?
これは希釈の濃度や、吹き付けの回数、
その他もろもろで変わってくると思うので
実際は自分で確かめるのが一番だと思いますが
まぁ参考になれば幸いです
じゃ最後に、全体写真を載せておこう
「MGサザビーVer.Ka」の無塗装・簡単フィニッシュでごわす!
いやー、バンダイ様のガンプラって
ほんとに最近は出来が良くて
つや消しクリアーを塗装して簡単フィニッシュでも
十分存在感のある完成品になりますねー!?
いまさらながら、技術力の高さにおみそれしましたぞー!
Recent Comments