最近、プラ版の加工に挑戦をはじめましてね
これが結構楽しいんですが
プラ版をちゃんと切り出すことって
なかなか難しいんですよ
ていうか、僕がプラモデルはじめた頃は
「プラ版なんてあんな厚いものを、ナイフで切り出すなんてホントにできんの??
すげー大変じゃね??」って思ってたんですね
こう思っていた方、他にもいるんじゃないですか?
ん?僕だけですか??
プラ版って、ナイフで全部を切り取るわけじゃなくて
何回かなぞって「手で折る」ようにして切り出すんですねー
僕は始めはそんなことも知らない状態でしたよ
で、やってみたらね、
パキッて簡単にできるじゃん!
僕みたいな初心者でも、できんじゃん!
で、こういうのを経験するとね、
「やっぱ知識って必要だよなー」
と思う今日この頃なんですよ←誰?
そんなわけで
僕なんか、プラ版の加工なんてほんとド素人で
とても講釈をたれるような
技量は持っていないんですけどね、
でもここ数日、いろいろな本やネットで調べたり
ちょこっと実践をしたりして、
「おーこれは有益な知識だ!」
と感じたところとかあったので
とても厚かましいのですが
「プラ版を正確に切り出す方法(その1)」
と題して、その得た知識を
ご紹介したいと思うのであります!
くどいけど、僕はド素人なんで、あんま詳しいことは聞かないでね
ていうか、こんなエラソーな記事タイトルをつけてスマン・・・
素晴らしい動画を発見したのだ!
でね、いろいろネットとか見てたらね、
youtubeで素晴らしい動画を発見したんすよ!!
上手い人ってこんな風に作業するんだね!
なんかお寺でお坊さんが掃き掃除をしているような
整然としたたたずまいっていうの?
そんな印象を受けましたよ
なんか見てて気持ちが良いの!
もうね、一日中、この動画を流していたい気分ですわw
でね、
「この動画をアップしたした人って誰だろー?」
って思って名前を見ると
ミサキミツアキって方らしい
「んー、どっかで聞いたことあるなー」
って思ったら・・・
おー!「ガンダム スクラッチビルド・マニュアル」を書かれた方でしたか!
プロモデラーの岬光彰さんだったんですね!
僕、この本は割と初期に購入したんですよ
で、中を見るといろいろ詳しく書いてあるんですが
「この本は、今のおれには、まだ早い、しばし寝かせておこう・・・」
と思ってしまっておいたんですww
で、この本、2が発売されてたんだね!
動画を見て感動した僕はすぐに注文しましたよ
「ガンダム スクラッチ ビルド マニュアル (2) 」!
で、これ、読んだんだけど、マジすげえ!!
知りたいことがいっぱい書いてあるし
いろんなアイデアがいっぱい書いてある!
岬さんってほんとアイデアが豊富なんだなー
これすごい本ですよ、
詳しい内容は別の記事でレビューしたいけど
これ、プラ版加工のバイブルといっても過言ではないよ
プラ版の加工に興味がある人はゼッタイ読んだ方がいいですよ!
さて、ここから本題に入りますね!←前置きがいつもにもまして長い
プラ版を正確に切り出す方法
ここからはちょっと駆け足で書いていきますけど
プラ版を切り出すためには
・プラ版
・ナイフ
・定規
が必要ですよね?
まぁ当たり前なんですけど
でね、プラ版を切ろうとすると
この3つがズレることがよくあるんですよ
「うわープラ版がズレてもうたー!」
って感じで、直線が歪んじゃうのね
で、それを防ぐためにはどうすればいいのか?
「固定する」
のが解決策の一つであることを知りました
こういうのは上手い人にとっては
なんでもない情報なんだろうけど
僕としては、すごく重要な知識だと思いました
そして100均で買って作ったのがこれ!
カッティングマットと定規をテープで固定した
「プラ版切り出し専用マット」
しめて200円!
これだけで作業が格段にやりやすくなりました!
あと、
定規の裏にハンズで買った「滑り止めゴムマット」を
両面テープで貼り付けました
定規とプラ版がズレることもよく起こったんで
それを防ごうという工夫です
たったこれだけのことでプラ版を正確に切り出すことが
格段にやりやすくなりました!
そして上で紹介した岬さんが作られていた「スライド定規」、
これも自作してみることにしました!
スライド定規の自作
岬さんのはステンレス製なんですが
僕はとりあえずプラ版で作ってみることにしました
1.0mmのプラ版で作ってみます
こんな感じでプラ版を切り出しました
ほいで、こんな感じで接着!
これでスライド構造ができた!
思い付きで、スライドしたところに
1mmのラインを9本けがいてスミイレして
目盛りを入れてみました
このパーツに3ミリの穴を
ピンバイスで空けて・・・
エポキシ系接着剤でナットをガッツリ固定!
念のため、接着面は180番のペーパーで荒らしてます
あ、ちなみに用意したネジ類はこんな感じです
ハンズで買いました
あと、「差し金」部分にアルミ板を張り付けて
ナイフで削れないように保護してみます
アルミ板は0.5mm厚
ナイフで切り折ることもできるんですが
幅5mmで切り折るとアルミ板が歪みそうだから
せっせとハイパーカットソーでノコノコしましたw
とりあえずスライド定規ができたー!
名前は「スラくん」に決定しましたw
スライムだから青色で塗ってあげようw
こんな風にスライドしてネジで固定できるんです
ついでにプロトラクターも自作しました
これも100均で買った分度器と定規を
ネジでつなげただけです
100円で自作できますぜ!
こういうの作るの、なんか楽しいですw
あと、思い付きで5mm角棒を貼り合わせて
こんなブロックを作ってみました
このブロックをさ、
こんな風にセットするじゃん?
すると一発で10mmの幅が切り出せる!
ん?9.8mmになってるな・・・
あーこれは、あれだ、
接着剤で幅が縮まったんだな
ま、0.2mmくらい、いいか・・・←あとで困る予感
20mmの方は、バッチリ!
一発で誤差なく切り出しができました!
うわ、なんか楽しいwww
この治具ブロック、無くしそうなので
「ブル・タック」で張り付けておくことにしますー
ちなみに「ブル・タック」は粘着力のある
ネリ消しみたいな不思議なゴム?粘土?
とにかく張ってはがせる便利アイテムで
最近その存在を知ったんですけど
これ、フィギュアの手足の角度の位置合わせとかに使えるそうですよ
あと他にも、小さいパーツの塗装の持ち手がわりに使えるねー
なんかいろいろ使えそうな予感の便利アイテム!
ちなみにこの治具ブロック、
組み合わせで5mm、10mm、15mm、20mm、25mmが
一発で切り出せます
まぁ、ノギスで計ってもいいんだけど
ついでに0.5mm厚のアルミ板でも
同じように作ってみました
名付けて「メタスラくん」w
「スラくん」は1mmプラ版切り出し用、
「メタスラくん」は0.5mm以下のプラ版切り出し用
そんな感じで使っていこうと思いますー
ほら、こんな感じでノギスのクチバシを
切り出したい長さにして、あてるじゃん?
3.0mmにしてみるよ?
ホラ!どうですか!?奥さん!
0.1mmの狂いもなく3.0mm!
こんな僕でも簡単にプラ版が切り出せるんですよ!
ていうか、これを考えた岬さん、すごいです!
2mmの角棒にペーパーを張り付けて
スライド定規を使って切り出しました
幅を固定できるんで、こんなメンドくさそうな作業も
ラクラクですよ!
なんか嬉しくて調子に乗って
いっぱい切り出したw
いままではこういう作業も
めんどくさいなーって思って
敬遠しがちだったんですよw
しかしプラ版加工の道のりはまだ始まったばかり
他にもいろんなテクニックが
あるんだと思うとワクテカしますな!
とりあえず今回はここまでにしますが
参考になれば幸いでござる!
というかスライド定規の考案者、岬光彰さんに拍手ですー!
パチパチパチパチ!
Recent Comments