プラモデルの基本塗装に絵画の技法は使えるのか?油彩(油絵の具)を筆塗りで試していますー

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ちょっと今回はとりとめのない雑記です
内容はないよーなので
読まないで良いと思います

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プラモデルのウェザリングで
油彩(油絵の具)をよく使いますよね
最近、僕はこれを基本塗装に
取り入れていきたいなー
とポヤポヤ思っています
理由は「使っていて面白いから」なんですけど
正直、油彩の特徴とか
今まであんまり認識していなかったんですよ

 

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なので図書館に行って
油彩の技法の本を眺めたりして
内容が入ってこずに寝そうになったり・・・ ←

 

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入門者用の本を買ったりして
いろいろ眺めています
それで、特筆すべきことは
油絵の技法として確立されていることって
既にプラモデルの塗装に
かなり取り入れられているんですよね

例えば、
ジェッソ(パテ)で下地にテクスチャーをつけたり、
おつゆ(薄めた塗料)で下地を薄く塗ったり、
「グリザイユ画法」という下塗りで陰影をつけたり、
「スフマート技法」という、ぼかし技法はウェザリングでやるし、
「グレーズ技法」とか、キャンディ塗装のようなものだし、
・・・
という感じで、
600年くらい前?から
巨匠の方々が開発されてきた技法が
プラモデルの塗装にも、ふつーに応用?されているのです
これは驚きましたよー
まぁよく考えれば別に不思議なことでは
ないのかもですけどー

 

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んで、僕が「模型の神様」と敬ってやまない
横山宏先生の塗装術のガイドブックが
モデリングブックなんですけど
やっぱこの本、すごいんですよ

本の冒頭文に書かれていたとおり
モデリングブックに紹介されている内容って
やはりというべきか、当然というべきか、
もう完全に「立体絵画論」なんですよね
改めて横山先生はすげー!とか思いましたよ
だからいま、僕はプラモデルって
立体絵画として考えてもいいんだよね?
スケール感とか、リアルの再現に
こだわらない作例もありだよね?
とか思ってます  ←リアルに作れないことをさらりと正当化
プラモデル=キャンバスという感覚です

そんな感じで、油彩を基本塗装に使っていくのは
面白そうだなーって思ってる所なのです
ラッカー塗料にはない魅力が油彩にはあるんですよー
ちなみに別に油彩で塗装された模型が
今までに無かった、というわけではなくて
帆船模型とかに油彩で塗装された作品とか
あるらしいんですよ
うーん、観てみたいですねー

 

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んで、ちょっと油彩による基本塗装を
試しているような段階なんですけど
まぁ僕はヘタなのでアレなんですが
これはもともとはラッカーで塗装してたものを
いったんアクリルガッシュで塗りつぶして
油彩で基本塗装したものです

油彩の特徴って
・ボカシ(スフマート)がやりやすい
・着彩の透明感がある
という点が挙げられると思うんですけど
上の写真で言うと
ウェザリング前なのにグラデーションとか
簡単にかけることができてるんですよ
ラッカー塗料だと、なかなかこうはいかないですよね?

あと写真じゃわからないけど
ラッカーと比べて透明感もあると思うなー
いや、まぁ例として上げるには
申し訳ないヘタさですけど・・・
まだいろいろ研究中なので
そこは許してくださいw

 

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あとこれは完全に
蛇足というかスレ違いなんですけど
テストピース代わりに
タマゴを使うことを思いついたので書いておきますです
まずリューターで穴をあけて・・・

 

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次にピンバイスで穴を拡げて
(2mmまで・3mmまでいくと割れる)
そして息を吹いて中身を出して・・・

 

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んで、煮沸消毒して・・・

 

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んで、テストピースとして塗装するというーw
平坦なプラバンより立体を塗るほうが
面白いって感じ・・・かな?
いや、キットばかりだと費用がですね・・・w
ちなみにエッグアートって文化?芸術?があるらしいですよー
検索すると超すごいのがいろいろ出てきますよ

 

09DFR_EGG_ART_2_102809a.jpg
例えばこんなのとか
どうやって作ってんるすか!!w

SnapCrab_NoName_2016-9-9_16-5-51_No-00.jpg
あとは、また別件で
配色の話になるんですが
こういうサイトがあることを知りました
色相環を自分でいじって
いろいろな配色を見ることができます
http://paletton.com/

ちなみに上の例だと
先のキット写真の塗装に使った
近似色を選んでみました
緑を基調とした両隣色に捕色を含めたものです
なるほどー、マチルダ戦車の配色って
ちゃんと色彩学にもとづいて決められていたのですな!?
って思いました

 

1473398609_IMG_4736.jpg
てことで地面に捕色を置いてみたの図
ヒドイ写真なのは華麗にスルーしてもらうとして ←
なんか海外モデラーのような彩色です
自分では絶対思いつかない配色ですよ
こんな感じで、上のサイトを使うと
いろいろ面白いことができそうです
てか、まぁ僕ごときのレベルでは
ぜんぜん使いこなせないですけどねw
はい、すいません
こんな感じで、とりとめのない雑記でしたー

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8 件のコメント

  • SECRET: 0
    PASS: 3bfdcee95f863c7962223f6cf5452ef8
    FBでこの間、友達になって頂きました中西です。
    今回の投稿の内容。
    この間のワンフェスでの先生とMAXさんの座談会で先生が仰っていたんですよ。
    プラモでやる事は、「色彩心理学や絵画論で全て説明がつく」
    それ以来、プラモは複雑な形をしたキャンパスだと思えばいいんだと私も気が付いた所です。
    きっと、大方のモデラーがそこに気が付いていません。
    気が付いた上で、「いや、俺のやりたい模型はそうじゃない」
    と言うのなら別にいいんですけど、気が付かないで「なんか面白くない」と感じるのはもったいないですよねぇ。
    お蔭でヒコーキ模型やる時も「こうやらなきゃ」って言う呪縛から解き放たれて楽しくて仕方ないす。
    あと油絵具での彩色は結構楽しいですよ。
    私も1作だけやったことあります。
    乾くのが遅いんで速乾メディウムを絵具にまぜるか、3作品くらい同時進行するのが良いかもですねぇ。
    でわでわ。

  • SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    どもー。油彩って凄く難しく感じてまだウェザリングでも使ってないんですよねーw
    触ってないから正しくないと思うのですが油彩って明度が高いイメージあるんですよ。
    黒でもラッカーに比べたら油彩の方が明度が高いって感じでw
    使うの難しそうで触って無いのですw
    油彩で基本塗装ってスゲー難しく感じるのは俺だけじゃないと思いたいですw

  • SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    >中西さん
    どうもありがとうございます!
    すいません、僕、FBは
    マシーネングループを見てばかりで
    自分のフィードをほとんどほったらかし状態で・・w
    今日、中西さんの写真を拝見しました!
    グリーンのドイツの飛行機、
    あれが油彩塗装ですよね?
    雰囲気があって素晴らしいと思いました
    上手く塗れれば、あんな雰囲気になるんですねー
    ますます油彩塗装に惹かれますねー!
    (とかいってラッカーだったらどーしよう?w)
    WFのトークショーは、実は僕は動画で
    拝聴させていただきましして
    その先生のお言葉は、
    僕も強い印象に残りました
    もしかしたら、あのお言葉がきっかけで
    僕はいま、油彩に感心が
    向いているのかも・・・?
    中西さんも気づきがあったとのことで、
    やっぱ横山先生の「言葉の力」は
    超・影響力がありますよねー!
    速乾メディウム、なるほどですー
    ホルベインのHPを見ていたら
    溶き油って、こんなに種類があったのか!?と
    今更ながら面食らっておりますーw
    >ぷにおさん
    どうもありがとうですー!
    ををー、「明度が高い」ですか、
    なんか塗装が本職の方のお言葉は
    ドキッとしますねー
    僕はまだそんな理解できてないんですけど
    その感想、たぶん合ってると思います
    本ではそのことを「透明感」とか表現されてたんですけど
    それが他の塗料にはない
    油絵の具の特性みたいなんですよ
    いやー、ぷにおさん、今は難しいと
    感じておられるとのことですけど
    近い将来、油彩に手を出されると
    僕は予想しますよーw

  • SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    こんにちはー
    「君の名は」ぼくも見ましたよ
    ストーリーもよかったけど、色彩も凄いよかったですよね
    とくに自然光の演出がキレイだったです
    陽があたるところとあたらないところのメリハリがいいっていうか??
    なんかわからんけど、とにかくよかったなー ←テキトー
    そんでやはり勉強熱心ですねー
    図書館と言う発想が意外になかったかもです
    今度行ってみようかなぁ
    色って結局センスだって話も聞きますが
    それも基礎的な知識があって前提の話なのかなって思います
    ボクもようやく塗装の大切さに気付き始めたす
    というか塗装嫌いだったんですよねww
    結局エアブラシってどうしても作業っぽくなちゃうんですよね
    どんなに秀逸な造形物でも塗りがテキトーだと台無しになるんですけど
    逆はちがって、どんな平凡な造形物でも(例えば、そこらへんの生活用品)
    でも凄い塗りがくわわれば、すっごい作品になる気がします
    最近思ってたんですけど、絵画ってのは板状の模型を塗ってるだけの話なんじゃないかなーってwww
    現にただの卵でも面白い物になりますし
    このサイトは使えそうですねー、利用するとおもうっす
    慣れたら自然に配色作れるようになれそー
    ボクもおもしろいアプリみつけましたよー
    「カラーヘルパー」って言って、スマホのカメラをモノにかざすと
    そのものの色成分がわかるんですよCMYKとかRGBの割合とか
    どうしてもコノ色なんか足りないって時に塗料と、出したい色の成分を比べて調整したりしてます

  • SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    > しんごaiko さん
    どもどもですー!
    をを、ご覧になったんすね!
    なんかしんごさんの感想、
    表現者の視点だなぁー、さすがだなー
    って思ってしまったですよー
    僕は新海監督のインタビューとか見ていて
    「誠実な方だなぁー、だから人を感動させられるんだなぁ」
    とか思いましたなぁー(遠い目)
    僕は不誠実だからなー
    ダメダメですぅぅ・・・
    あ、もし図書館に行かれて
    いい本とかあったら紹介してくださいねw
    あーそうですよねー、
    型を破るためには
    まず型にはまらないとだめ、
    みたいな感じなんですかねー
    僕なんか、ちょーてきとーだったから
    身に刺さるようなお言葉ですーw
    そのこらへんの生活用品が作品になる、
    っていうのはホントそうだと思います
    てか、僕にそれを気づかせてくれたのは
    たぶん、しんごさんなんですよ
    なんかしんごさんには
    プラモデルという枠組みに
    最初から(←?)とらわれてないような
    魅力を感じてますよー
    「絵画は板状の模型」、
    これは思いつかなかった!
    でも、そうかもです!なるほどー
    なんか繋がってる感はすごくあるんです
    「模型は立体絵画」ってことでもアリですよね
    いま僕、結構こういうのを
    目指していきたい気分になってるんです
    そのアプリ、「色彩ヘルパー」でいいのかな・・・?
    いまDLしました!
    まじか!これすげぇな!!
    面白いですね!!w
    ありがとうございます!
    こういうの欲しかった!

  • SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    油彩とか色の事に付いて、自分も興味あるのに知識不足で勉強しても頭に入って来ないんです(^_^;)
    なので機会があればphantomさん、教えて下さいね
    卵って煮沸消毒した方がいいんですね…
    何も知らず、そのまま使ってました( ̄▽ ̄;)

  • SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    >ごんちゃん さん
    をを!どもどもです!
    ありがとうございますー!
    何をおっしゃっているんですかー!
    あんな凄い鉄骨を見せられて
    僕の方が教えを請う立場ですから!!
    でもお互いの知識を情報交換させていただき
    ウィンウィンでいけるといいですよねー!
    タマゴは、そうですねー、
    サルモネラとか、カビとか
    イヤーンなので煮沸しとくと
    夜も安心です ←
    17日の北Q、まだご参加されるか
    未定なんでしたよね?
    もしお会いできたら、
    ぜひよろしくおねがいします!!

  • SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    phantomさん
    お久しぶりです。相変わらずROMで気の向いた時しか、コメしなくてすいません。
    phantomさんのおかげで、有意義な時間が過ごせたという話です。
    この週末に倉敷の大原美術館というところを見てきました。まぁ、同行者の付き合いで見てみるか、って軽い気分だったんです。
    でも、気が付けば、自分が一番喰らい付き状態になってて、同行者に急かされる始末。そして今回の倉敷訪問で最も印象に残ったイベントになりました。
    いやぁ、写真のように写し取っているのとは真逆なのに、絵から訴えかけてくるものがあり、塗料を重ねるのが当たり前で、その重ね方も絵によってまちまち、でも、それぞれ印象に残る見え方をするんです。タッチなんかは結構雑(世の大半の人にお叱りを受けそう。。。)に見えるのに、ですよ。超有名な画とかでも。
    私は、いまだに塗装をほぼしない人なんで、自分ならどうだろう?には考えが至らないんですけどね。
    でもね、模型って、キャンバスが立体なんですよね。こりゃー面白そう、って思えてきました。
    今度、筆塗り挑戦してみようかな。
    こんな風に見れたのは、この記事を読んでたおかげだったと思ってます。
    今度、また美術館行って見よ~って思いましたよ。今までは、退屈な場所、ってイメージだったのに。
    ありがとうございました。

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