【プラモデル塗装】つまりサーフェイサーって何?おすすめなの?おすすめじゃないの?

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はじめに

いやー、いろんなサーフェイサーが発売されてますねー
プラモデルの塗装について調べていくと
必ずサーフェイサーという言葉に出くわします
聞きなれない、馴染みの無い言葉なので
「それって何?」
ということなりますよね?

さらに「サーフェイサーとは何か?」ということが
ある程度分かってくると
「で、それって結局、必要なの??それとも必要ないの??」
という疑問が出てくるんですよ

僕は初心者の頃に、いろいろ調べてて、
サーフェイサーについては
「いろんな人が、いろんな意見を持ってるんだなぁ」
と思いました
要は、サーフェイサーの扱い方は
その人の制作スタイルによって変わるんだな、
と理解したんです

だから、その人にとっての正解はあるけど、
他に人にとって、それが正解かどうかは、また別、
ということです

いまからサーフェイサーの特徴についてご紹介しますけど
やはりそれは僕にとっての正解でしかないので
皆さんは皆さんの正解を見つけてくださいね、って感じなんです
まぁでもね、あんまり難しく考えずに、
サフなんてね、
「吹きたきゃ吹けばいいんだよ!」
というのが一番の回答のような気もします(笑)
まぁ、ちょっとサーフェイサーについてご紹介してみますよー!

サーフェイサーって何??

サーフェイサーとはラッカーパテのようなものです
要は溶きパテです
それを溶剤で希釈してエアーで塗装することを
「サフ吹き」って呼んでます

アッサリしてますが、本当にこれだけの話なので、
あんまり難しく考えなくていいですよ

 

サーフェイサーのメリットって何?

サーフェイサーを利用するメリットは次の4点です(たぶん)

  1. 600番(800番)のペーパーのキズを消す
  2. 成型色をリセットする
  3. キズを発見しやすくする
  4. 次に塗る塗料のノリをよくする

デメリットは

  • モールドが埋まる可能性がある
  • 塗装作業にサフを吹くという工程が増える

という感じでしょうか?
では、それぞれ解説してみます

 

■メリットその1 600番(800番)のペーパーのキズを消す

サーフェイサーを吹くと600番のペーパー跡は
あんまり目立たなくなります
400番のペーパー跡を消すのは、さすがにキビシイ、って感じです
800番のキズは、ほぼ完全に消えます

つまり、表面処理を800番以上行うなら
ペーパーのキズを消す目的でサーフェイサーを吹くことは、
あんまり意味がないと言えます
この発想は書籍「カンペキ塗装ガイド3」で知りまして、
なるほどーと感心した部分です

僕は、表面処理は大抵400→600で終わります
800番はサーフェイサーを吹くから飛ばしてます
だって、同じパーツに三回もペーパーかけると、めんどくさいんです(笑)
そう感じてしまう性格なので、
800番の代わり、という意味合いで
サーフェイサーを吹くことが多いです

DSCN1515.jpg

ちなみにこのガンダムver3.0は
400番→600番で処理を終えてサーフェイサーを吹いてます
800番は使ってませんが、どう見ますか?
あなたが見て表面の粗さが気になるなら
「800番以上→サーフェイサー」があなたにとっては正解、
ということなんじゃないでしょうか?
もしくは1000番以上をかけてサフレスでいくか、ですね
僕は今の時点ではこれでいいと思ってます

 

 

■メリットその2 成型色をリセットする

ガンプラはパーツごとに設定色で成型されてます
だから無塗装でも楽しめるわけですが、
配色を変えたい場合が出てきますよね?

たとえばガンダムでいうと、基本色は
胸のパーツは青じゃん?
腰のパーツは赤じゃん?
これを両方とも黄色で塗装したいとするじゃん?

その場合、黄色を成型色の上にそのまま吹いたら、
間違いなく、それぞれのパーツは別の色になります
同じ塗料を用いたのに、同じ色には見えない、
という結果になっちゃうんですね
なぜなら下地色が違うから、です

塗料は下地の影響を必ずと言っていいほど受けるんですね
といいつつも、黒とかグレーはあんまり関係ないですね
なぜなら隠ぺい力が強いからです

サーフェイサーは基本、グレーなので隠ぺい力が強い
だから成型色をリセットできる
だから、色のばらつきを防ぐことができるわけです
もう一度、上の写真のガンダムの
それぞれの黒のパーツの色を見てみてください
同じ色に見えますよね?
(あ、ごめん、黒色は明度を変えた2色で塗装してあるんだった。。。)
ご存じでしょうが、塗装する前の(成型色の)配色はこうですからね

IMG_0349.jpg

この2枚のガンダムは
塗装後、塗装前というだけで、同じキットですからね?

こんな感じに大幅にカラーアレンジを加える場合は
いったん成型色をリセットしたほうが、
後の塗装がやりやすいです
それから自分の頭の中でも気持ちの上でも
切り替えやすい、という副次効果もありますね

 

 

■メリットその3 キズを発見しやすくする

これはよくあるんですー(笑)
しっかりキズを消したつもりでも、
サーフェイサーを吹くと、いろいろ発見できるんですね
この目的のためだけにサーフェイサーを吹くことを
「捨てサフ」とか言いますね
僕はこの言葉、結構好きです
「だいじょ-ぶ、だってこれ捨てサフだしー」
みたいに、なんか気がラクになるんです(笑)

 

 

■メリットその4 次に塗る塗料のノリをよくする

たとえばの話、
「黒の成型色を白色にしよう!」と思ったら
サーフェイサーを吹いたほうがラクです
大げさに言えば

・黒→白→白→白→白(になったかなぁ??)
・黒→サフ→白になった!

みたいな感じですかね?
少ない回数で目的の発色が得られる、ということです

これはプラと塗料の間にサフという結合剤が入ることで
塗料の食いつきがよくなるからだそうです
これは「カンペキ塗装ガイドDX」で知ったのですが専門用語で「バインダー効果」といいます

あとですね、たとえば同じような色を成型色に吹いても
色の変化があまりないから達成感がないんですよねー
だから吹いていて面白くないんですよね
色がちゃんと変わったほうが楽しいのでサフを吹く、
という、やや自虐的な意味合いも
僕の場合は含まれているような気もします(笑)

 

サーフェイサーを吹かない場合って?

以上の理由から、僕はよくサーフェイサーを吹きます
でも、サーフェイサーを吹かない時もあります
たとえば2、3、が目的なら、
サーフェイサーじゃなくてもいいんです
単純にグレーの塗料でも、同じ効果は得られるんですね
ガンプラ王初代の鋭之助(初代)日野さんは
書籍「プラモ工作大全(実践作業編)」で
そのことを述べられています

あと感覚的なことかもしれないですけど、
サーフェイサーを吹くと塗膜がその分厚くなり、
その厚みがシャープさに欠ける印象を生むことがある気がします
この「気がする」というのが結構、重要で、
目で見ても分からないかもしれないけど、
「なんかそんな気がする」
という感覚を大事にすることは、作品の完成度につながる
「ような気が」します(笑)

だからシャープに見せたい場合とか、
サフを吹かないことがあります

DSCN0422.jpg

たとえばこのキュベレイはサーフェイサーを吹いてません
そのかわり600番→800番→1000番で処理しています
もしサーフェイサーを吹いていたら、ほんの少しだけ、
野暮ったい印象になってたんじゃないか??とか思います
気のせいかもしれませんけどね

 

あと、念のために言っておきますが
全身をパテで鋳造(ちゅうぞう)表現する場合とかに
サフなんて吹きませんからね?
そんな意味のないこと、するわけないだろー!(笑)

 

 

サーフェイサーの希釈率について

サーフェイサーには缶スプレーとエアブラシ用があります
缶スプレーはすぐに吹けるのでお手軽なんですが
慣れていないと誤って大量に吹き付けてしまう恐れがあります
エアブラシなら、その危険性は低いです

僕はエアブラシで良く吹きますね
僕の持ってるハンドピースの口径は0.3ミリなんですけど
これで問題なく吹けています
サーフェイサーの希釈については一概に言えないけど
サーフェイサー1:シンナー1.8
くらいの割合で僕はやってます
塗料の基本の希釈率は

塗料1:シンナー2

と言われていることが多いんですが
それより気持ち濃い感じで希釈してます
でも1:3くらいで塗装している方もいらっしゃるので
これは自分のスタイルを見つけていく部分だと思います

 

■動画で解説しました↓

■プラモデルのエアブラシ塗装用の塗料の希釈の解説

 

では次は、実際に吹いていきますよ!

【次の記事】

【プラモデル塗装】サーフェイサーの使い方・吹き方について

2013.10.08

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3 件のコメント

  • SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    ありがとうございます!
    何気に登場させているのには
    ワケがありまして、
    じつはこの配色は僕のオリジナルじゃないんですよー
    他の方の作品を見てシビまして、
    それを「ほとんどそのまま」模倣したものなんです
    正直、劣化コピーですねww
    これガンプラを作り始めた初期の頃の話です
    これを自分の作品として
    ギャラリーにアップするのはしのびないけど、
    でも、キレイなんで見てもらいたいなぁ
    と思って何気に登場させてますwww
    オリジナルはめちゃカッコいいですよ!
    Maさんという方が作られています
    カラーレシピとか興味があったら
    探してみてくださいね!

  • お久です。
    自分は発色のための下地としてサフを吹いているかもw

    赤系や黄色系はフレッシュサフ (ピンクでも良いらしい)
    青系は水色にオリジナル調合して
    あとは明度に合わせ、濃グレー、薄グレー、灰白色と使い分けています。
    (メタリックは黒ですけど)

    またクレオスの#1000や#1200、#1500を調合しながら使っています。
    #1000のみだとモッサリ、ボッタリする気がするし、グレーが濃すぎるのでw

    粗さが良くわからないガイアは控えめですw
    単にクレオスの方がコスパが良いという話しでもありますw

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