僕のこの「思考のテンプレート」のシリーズは、このサイトがHOWTO本だと仮定するならコラム記事のつもりで書いています
プラモデルのテクニックとかノウハウとかと全く関係がないですし、誰も読まなくていいと思ってます
なぜなら、僕の文章は誰も読まないし、誰も僕の話に興味がない、と僕は思っているからです
「誰も僕なんかに興味はない」んです
ということで今回は「誰も僕なんかに興味がない」についてご紹介します
ちょっとパンチ力があると思うので、読まない方がいいですよ?(笑)
人間はみんなジャイアンだった!?
ブログ記事でもプラモデルの作品でも何でもいいんですが、「自分の作ったものは、人に見てもらいたい」という願望がありますよね?
人間は本能的に人から認められたいという「承認欲求」を持っています
ところが同時に、人間には「他人のものは読まない、聴かない、見ない」という本能も併せ持っているんですね
誰もあなたなんかに興味はない
意地悪な言い方をすると、あなたは他人の書いたものにも、他人の話にも、他人の作ったものにも、興味がないんです
そのくせ自分の書いたものは読んで欲しいし、自分の話は聞いてほしいし、自分の作ったものは見てもらいたいんです
さらに言うなら、自分の書いたものは、他人は読んでくれていると思い込んでいます
自分の話は、面白がって聞いてくれていると思い込んでいます
自分の作ったものは、必ず見てくれていると思い込んでいます
でもそれ、大間違いです
誰もあなたなんかに興味はないし、誰もあなたの文章なんて読まないし、誰もあなたの作品なんて見ません
「私はあなたに興味がないけど、あなたは私に興味を持ってほしい」という、まるで「お前のものは俺のもの、もちろん俺のものは俺のもの」みたいな、ジャイアンみたいな習性を人間は持っているわけです
人間は、みんなジャイアン・ジャイ子なわけです
僕だって他の方の作品を拝見するのが大好きですし、素晴らしい作品を褒めることが、本当に好きなんです
ただ、ここでは主題を通したいのでキビシイ言い方をしています、ごめんなさい(笑)
諦めてからが試合本番ですよ?
「じゃあ、私は何やってもダメなの? どうせ私はジャイ子なんでしょ?」
かというと、すいません、これは違うんです
ここではニヒリズムの話をしたいのではないのです
まずこの事実を認識して「諦める」んです
そして、そこからが「本番」なわけです
マンガ「スラムダンク」で安西先生は「諦めたらそこで試合終了ですよ?」と言いました、名言ですよね
でも物事には表と裏、正と反があります
この言葉の裏の概念、反概念は「諦めてからが試合本番ですよ?」です
「誰も読まないし、誰も聞かないし、誰も見ない」という人間の持っている習性を踏まえた上で、「ではどうすれば伝えられるのか?」を考えるわけです、「諦めてからが本番」です
どうすれば喜んでもらえるか?という視点
基本的には「自分のやりたいようにやる」でいいんですよね
ブログの文章でも、プラモデルの作品でも、好きなようにやればいいんです、遊びですから
でも、人に見てほしいなら、それだけではダメなわけです
例えばブログならユーザビリティを考慮しなければいけませんし、作品ならフックが必要になります
まぁここではその辺のテクニックについては割愛しますが、大事なのは「どうすれば喜んでもらえるか?」という視点をもつことです
「見て欲しい」だけでは、意識の焦点が自分にしかありません
これを「エゴの視点」といいます
しかしこれが「どうすれば喜んでもらえるか?」という意識になると視点が上がります
この視点のことを「離見の見」といいます
自分を客観視することで、どうすれば喜んで貰えるか?という意識が生まれてくるんです
その視点を持つための思考のテンプレートが「誰も自分には興味がない」です
ちなみに僕が大好きなPerfumeやX JAPANのhideは「どうすればファンが喜んでくれるのか?」という離見の見が物凄く入っていまして、僕はそこに感動して泣くことがあるのですが、まぁその話は置いておきます
まとめ
自分の作ったものが他人から評価されなかったら、落胆しますよね?
でも最初から「誰も自分なんかに興味はない」ということを知っていれば、落胆なんて起きようがないわけです
僕の作った作品(と呼ぶのもおこがましい)なんて道端の石ころだと本気で思ってますよ(って言いすぎか?)
「自分はだめだ、才能がない、諦めよう」とか「誰も自分を見ない、どうせ世の中なんてこんなもんだ、」みたいになるともったいないです
そのエネルギーを次の作品に活かすには「どうすれば人を喜ばせることができるか?」ということを併せて考えてみるといいと思います
もちろん、それだけではなく「自分のやりたいこと」が中心にあることは言うまでもないですね
ちなみに今までの評価が高すぎてプレッシャーを感じる状況にも、この思考を引き出すと肩の力が抜けて身が軽くなります
以上、思考のテンプレート「誰も自分には興味がない」でした
ここまで読んでくださって、ありがとうございました
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