【プラモデル塗装】AKインタラクティブの塗料のサビ色はこれ!錆の表現&ヘアスプレー技法のやり方

記事内に商品プロモーションを含む場合があります。

スポンサーリンク



1476120767_IMG_4850.jpg
いやー、以前にも書いたんですけど
僕のプラモ歴が始まって以来の
「アカデミー賞・最優秀作品賞レベル」といっても
過言ではないくらいの、いま超お気に入りのアイテム
「Zライト&色評価用蛍光灯」のコンボを点灯して
「塗料を見る」のが楽しくてですねー
紙に塗ったりタマゴに塗ったりして遊んでますよw

【プラモデル塗装】「Zライト」&「色評価用蛍光灯」がヤバイ!!

2016.09.24

僕は、自分でも何故なのか分かんないですけど
色を見るのが好きで、お店でも塗料のビンとかを
「ただ見てるだけ」という行為が、
なんか好きで楽しくてですねー
って、まぁそんなことは、どうでもいいですな ←いつもの定型文

 

1476121499_IMG_4851.jpg
で、最近、「覚えた単語を1秒で忘れることができる程度の能力」
の持ち主である僕が ←バカの文章
海外の模型本をよく眺めてるんですけど
その中にいろんなテクニックが載っていて
今回はそれをいろいろ試しながら
リペイントしてみたいと思いますー!

まずは下準備

1476063319_IMG_4827.jpg
では、スタートしていきますー
これは僕が筆塗りを始めて割と最初の頃に塗った
マシーネン・クリーガーの「ルナガンス」っていうメカです
今の目で見ると、ちょっと物足りなく感じますなー
なので容赦なく塗り替えます!
めんどーなので塗料を剥がすなんてしませんよ(笑)、するもんか! ←

 

1476064508_IMG_4828.jpg
ではまず、オキサイトレッドで塗りつぶしました
とりあえずラッカー塗料を使いましたけど
この選択自体に深い意味はないです
アクリル塗料でも全然オッケーですね
それよりも使っている「色」の方が重要なんですよね
もっと暗い色の方がいいかもしれないし、
もっと明るい色の方がいいかもしれないです
下地の色と上に乗せる色の組み合わせで
「仕上がりが全然変わってくる」という当たり前の事実を
僕は最近、再認識しているところですよ ←実用するのはてんで無理

 

1476068837_IMG_4829.jpg
次にブラックを混ぜて
影やエッジ付近、ディテール付近に
色を入れていきました

 

AKインタラクティブの錆色カラーセットを手に入れましたよ!

1476075992_IMG_4831.jpg
ここで新アイテムを投入しますー
AKインタラクティブの錆色カラーセットですー!
海外の模型本に頻繁に出てくるので
どうしても「その色を見」たくなったんです
はたしてプロの選んだ色は、どんな色なんだろうか???
ちなみにパッケージにも色が印刷されてるじゃないですか?
これ全然違うんで、まーったく参考にならんとです!!
なんの陰謀だよ!ふざけるな! ←無駄に荒ぶってみた

 

 

AKインタラクティブの塗料のサビ色はこれ!

1476076043_IMG_4832.jpg
さあ、ここで大サーヴィス!!
これがプロの選んだ錆色のセットはこれだ!
[RUST EFFECT COLORS]です!
とくとご覧あーれー!

「AK706 LIRHG RUST」 「AK707 MEDIUM RUST」
「AK708 DARK RUST」 「AK709 OLD RUST」
「AK710 SHADOW RUST」 「AK711 CHIPPING COLOR」

お使いのモニターによって
再現度は変わると思いますが
色評価用蛍光灯で撮影しているので
ほぼ現物を見た通りの色で
撮影できておりますよ!
(小さい円の色はファレホの似たような色で、気にしないで)

AKインタラクティブの塗料はアクリルなんですけど
別にこの錆色セットを購入しなくても
この写真の色を参考にラッカーで調色すれば
プロの選んだ錆色が手にできますよー!
どう?僕、偉いでしょー? ←恩着せがましい文章

僕は最初コレを見て驚いたんですけど
例えば一番明るい「AK706 LIRHG RUST」とか
「ただの肌色じゃん?これ錆色なの?」
とか思ったし、下の段の2色とか
ほとんど区別つかないくらい近い色なので
「これいる?」とか思ったんですけど
少し使っていくうちに「ああ、そういうことか」
って分かってきたことも、ちょっとありました
それについてはあとで言いますー

 

ではサビ塗装をしていきます

1476076767_IMG_4833.jpg
ではまず「AK708 DARK RUST」で
影の部分を完全に隠蔽させないように
エアブラシで塗りました
ちなみに希釈は水でいけますが
どうも専用のシンナーを使ったほうがいいのかなあ?
水道水だと、なんとなーく少し吹きづらい印象がありました
そういや「精製水」を使うといい、って話を聞きますね
うん、これは今度、薬局で買おう、っていま思ったです

 

1476079184_IMG_4834.jpg
次に「AK706 LIRHG RUST」で
ハイライトとなんとなく縦線を塗りました
最初は「なんか肌色じゃん?」と思った
この「LIRHG RUST」なんですが
下地の色に重なることで
いい感じの色に見えちゃいますねー
さすがミグさんですなー ←知ったような口調
あ、ミグさんというのはミゲル・ヒメネスという
スペインのカリスマモデラーです
すごい人なんですが
まぁその話はまた今度にします

 

1476081530_IMG_4835.jpg
次に、先の塗装でちょっとシャドウ部分が
薄まってしまった感があったので
油絵の具をつかってシャドウに色を入れました
別にエアブラシでもいいんですけど
油彩を使いたい気分になっただけで
この選択は深い意味は無いです

 

1476082742_IMG_4836.jpg
ここで、次のチッピング作業にそなえて
ラッカークリアーを吹きました
これは「ツヤあり」がいいです

ヘアスプレー技法のやり方

1476082808_IMG_4837.jpg
次にヘアスプレー技法を行います
日本では先人の方々のお知恵で
「ケープ スーパーハード」が具合が一番よろしいと
重宝されているようです
これはそのまま缶からでも吹けますし
一度ビンに吹き出してから、
エアブラシに移してからも吹けますね
今回はエアブラシで吹きました

ケープ スーパーハード 無香料 135g
花王
売り上げランキング: 6,617

 

 

1476087557_IMG_4838.jpg
次に基本色をサンド系の色で塗りました
ここはラッカーではなくアクリルを使います

 

1476089375_IMG_4839.jpg
さらにアクリルで迷彩を塗装しました

 

1476089406_IMG_4840_01.jpg
おおっと、ヘアスプレーからのアクリル塗装で
塗膜の一部にクラッキングが入りました
いや、これは意図的ではなかったんですが
なんでだろー?水分が多かったのかなあ?
これシリコーンバリアーでは
あまり起こらない気がします(うろ覚え)
まぁ気にしないで次にいきます

 

1476094630_IMG_4841_2016101104273400d.jpg
次に塗膜を水で濡らしながら
硬めの筆で表面をこすると
塗膜が剥がれました
これがヘアスプレー技法ってやつですねー
同じことは(厳密に言うと「同じ」ではないみたいですが)
シリコーンバリアーでもできますね
あと、これはいちおう
ラッカー塗料の上塗りでもできるんですが
その場合、チッピングは控えめになる気がします
ちなみに使っている筆は100均の「豚毛」です

(追記)
01556e6a7c9558903a967e6939aa1cea906958b3c7_01.jpg
01c69c8601a5e536d73625d07db76061a03f30fa0f_01.jpg0186ff02270a23dc17644f70e6ab183bc3f59744d8_01.jpg
ヘアスプレー → ラッカー → 水
ではがすと、こんな感じになります
アクリルのように大きく剥がれずに
小さく剥がれるので
使い分けるといいかもです
AKインタラクティブの商品に
「AK088 WORN EFFECTS」(チッピング控えめ)
「AK089 HEAVY CHIPPING」(チッピング大きめ)
って商品がありますが、まさにそんな感じです

 

1476115422_IMG_4844.jpg
硬めの筆の他には
ピンセットや、つまようじとかでも
はがせますね
なお、先のクリアーコートはしなくても
塗膜は剥がせるんですけど
剥がした塗膜が下地にくっついて
なんかぼやけた感じになるので
クリアーコートはしといた方がいいですね ←経験者が語る

サビ塗装のテクニック

1476117938_IMG_4845.jpg
次に、先の塗装でマスキングしなかった部分を
上塗りして修正していきます
あ、マスキングしなかったのは
メンドクサかったからですw
アクリルを使ってみます
色は「AK711 CHIPPING COLOR」で
塗料を乾かしながら筆で叩くように塗ってみます
アクリルって、これでテクスチャーがつけられるんですねー
これ最近しりましたよ

 

1476118937_IMG_4846.jpg
あと筆の代わりにスポンジも
タッピングがやりすいです
台所用のスポンジをピンセットでつまんで
ワニ口クリップで固定しました
そいやミグさんによると
「スポンジで個人的に気に入ってるのはコンピューターを
ダンボールで発送する時に緩衝材として包んであるスポンジ」らしいですよ
それ、欲しいなあー

(追記)

見つけました、タミヤのラジコン用のインナースポンジが使えます
薄くて直線なので形状もいい感じです

タミヤ SGパーツ SG.42 GT-01 インナースポンジ (リヤ) 40142
タミヤ
売り上げランキング: 711,211

 

1476119592_IMG_4848.jpg
あと、先に表面を水で湿らせてから
アクリルをチョンとおいて・・・

 

1476120025_IMG_4849.jpg
筆で伸ばしていくと、ピンウォッシュとフィルタリングの
中間のような表現ができるんですねー
「水を使ったアルコール落とし」が近い感覚かもしれない
ランダムなフィルターをかけられるんで
なんか気に入りました
ちなみに使っている筆は

  • 表面を湿らす用
  • 塗料を置く用
  • 塗料を伸ばす用

の3本です

あと注意点としてはキッチンペーパーで余分な水分や塗料を
都度、拭き取っていくのも大事です

 

まとめ

こうやって本を眺めていろいろ試していると、
筆の使い方、ですね、

どれくらいの濃度にして
どれだけ塗料を筆に染み込ませて
どれだけの強さで
どんな風に乗せていくか、で
結果がいろいろ変わっていくんだな、
ってことがわかってきます

他にも色の選択って重要なんだなあとか
筆の硬さ、毛の種類でも結果に違いが出てくるんですね
いやー奥が深いですねー
僕はペーペーなんで正直、人に見せらせるものができるのは
10年先くらいだなーとか思ってますよー
んと、長くなったので次回に続きます!

 

【プラモデル塗装】海外の錆(サビ)塗装のテクニックを用いてサビサビにしてやんよ!(サビ塗装その2)

2016.10.18

宇宙人さん応援のYouTube新チャンネル更新中!

phantomは現在、宇宙人さんであることに目覚めて「じいこす」として絶賛、YouTubeチャンネル更新中!

宇宙人さん応援チャンネルをよろしくです!
こんな動画をあげてます




スポンサーリンク

こんな記事も読まれてます

14 件のコメント

  • SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    どもー
    自分もこの前AKのエナメル買った時に錆色の塗料気になったのですが水性だから買いませんでしたw
    ケープってラッカーにも使えるの知らなかった。ラッカーに使えないって思ってたのでケープ剥がしやってませんでした。ラッカーの時も水で濡らして筆で擦ればいいのかな?
    グロフンのヴィネット完成しました。今週中に写真撮ってFBにup出来そうです。
    時間がやたらと掛かってしまいましたw

  • SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    そーいえば
    ボクも色評価用のライトかいました。めちゃくちゃいいですね
    ストレスが一気になくなったかんじですw
    わーーすごいわかりやすいです
    永久保存版にしておきます
    一回ファントムさんのHow to記事
    プリントアウトしてまとめておこうかなぁなんて思ったりしてますよ
    これってマスキングとか分解とかほぼせずに塗ってるってことですかね?
    教えるのとかって苦手なんでほんとそんけーです
    これを参考にアンモナイツいじいじしてみます

  • SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    >ぷにお さん
    どもどもですー
    ラッカーのヘアスプレー技法について
    写真で説明したくなったので、
    記事に追記しておきましたー
    延々とやっていれば
    大きく剥がせるかと思いますけれど
    基本はこんな感じで控えめになりますなー
    あ、ほんとですか、おめでとうございますー!
    拝見させていただきますっ!
    > しんごaiko さん
    をー!!まじまじー!?
    でしょでしょ?メチャいいでしょ!?
    うれしいなー!!
    僕がテンション上がった理由が
    お分かりいただけましたかー!
    このライト点灯させると
    ほんと気分がよくてねー
    前よりも真剣に色を見れるようになりましたよー
    いや、今回の記事は完全に
    本の受け売りですからーww
    英語で書いてあるけど
    けっこーわかりやすいんですよ
    単語をポイントで拾っていく感じなんで
    不思議なことに、ある意味、
    日本語の説明より頭に入ってきてるかもですよー
    あ、はい、分解せずに塗ってますー
    マスキングは、この次の工程でやりましたけど
    今回の記事ではやってないっす
    あ、アンモナイツですねー
    僕的にはしんごさんの独自の
    アプローチを見てみたいなー!
    なので、あんま参考にしなくていいですよーw

  • SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    追記有り難うございます。分かりやすかったです。
    早速ケープ買ってきましたw
    次はアンモかガンスかグラジかレオパルドかどれ作ろうかなーw

  • SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    >>ぷにおさん
    あ、いえいえー、
    ご参考になれば幸いですー
    ところであのグロフン、
    手と地面の接地面の水演出が
    ほんとに良かったです
    あの演出が入ることで
    時間を表現できているんだなー
    って思いましたよー
    素晴らしいです、僕も見習いたいですー
    次はグラジなんですねー
    また楽しみにしてますー!!

  • SECRET: 0
    PASS: 550e1bafe077ff0b0b67f4e32f29d751
    こんにちは、蒼士です。
    すごい技法ですね。
    何でもないように書いていますが、
    自分からしたらなんて表現力なんだ!って
    思いました。
    サビ感がすごいです。
    それでは応援して帰ります。

  • SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    ど~も~!まんねんです(*´∀`)
    いやぁ、もの凄い探究心で塗装道を
    突き進んで居られますね(;´∀`)
    様々な技法を、まずやってみるって
    いうのって、結構ハードルなんですが
    その探究心、好奇心がPhantomさんの
    1番の武器ですね。
    サビの塗装表現も流石なのですが、
    様々な技法でアプローチしていくという
    所に驚きます。
    まさに絵画の手法ですね。
    ほんと、1冊の本に纏めて発売出来ると
    思いますよぉ!
    だから、こんなに人気ブログになるんだな
    と思います。
    面倒くさがりな私も、刺激を受けて
    頑張りますwww

  • SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    > 蒼士 さん
    いつもありがとうございますー!
    はい、本にすごい技法が
    いろいろ紹介されているんですよー
    全文英語なんで深いとこまで分かんないですけど
    単語を拾っていくと
    けっこー趣旨は掴みやすかったです
    僕、英語力ゼロなのに意外でしたーw
    > まんねん さん
    お忙しいのに、わざわざありがとうございますー!
    ををー、なんか嬉しいお言葉、
    ありがとうございます!!
    今は「色評価用蛍光灯」パワーで
    テンションが上がってますけど
    好奇心が無いとき(あと寒い時)は
    ベッドでゴロゴロしてるだけに
    なっちゃうんですよーw
    いやー、褒めていただいてアレなんですけれど
    本に掲載されている技法のですね、
    今回の僕の再現度は、、、
    低いですよぉー!!w
    「うわーヘタだー、ごめんー!」って
    内心は思ってるですよー
    まんねんさんみたいに、ひと目で
    「これは、この方が塗装された作品!」
    って感じで自分のタッチを
    確立できたらサイコーなんですけどねー(遠い目)
    最低あと10年はかかると思ってますー

  • SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    おはようございます。
    塗料への探究心!さすがです!!
    錆塗料、面白そうですね
    肌色っぽい塗料で、退色を表現するもの面白そうだとおもうなー
    ルナガンスのリペイント、メッチャカッコいいっすよ!
    もう下地の段階でいい味出してるし
    僕はウェザリング初心者なんで、色々勉強になって、テンション上がります!

  • SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    >ごんちゃん さん
    どうもありがとうございますー!
    いやー探求とか、そんな大それたもんじゃ
    ぜんぜんないですよー
    本に載っているやり方を
    マネッこしてるのを実況?してみた、みたいなーw
    まじすかー!ありがとですー!
    でも、このあとの工程で、
    ちょっと失敗しちゃった感を
    感じているこの頃なんですよw
    いや、ごんちゃんさん、
    あの鉄骨を作られておいて
    ウェザリング初心者とか
    有り得ませーん!!ですよー!w

  • 失礼します。お尋ねします。ヘアスプレー剥がし法なんですが、昨日からチャレンジしてるのですがいっこうにうまくいかず…(笑)水の入ったコップに5分浸けてようやく剥がれる、と、いった具合です。
    筆塗りのみなのですが、やはり、筆塗りだと塗膜が分厚くなってダメなのでしょうか?(´Д⊂ヽ

    • なるほど! おっしゃる通り、筆塗りはエアブラシよりも塗膜がはるかに厚いので、はがれにくいです。
      それでも、尖ったもので、ひっかくようにすると、はがれやすいと思います!

  • phantom へ返信する コメントをキャンセル

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

    CAPTCHA


    このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください