前回の続きで
マシーネンクリーガーの「オスカル」制作してまっす!
ウェザリング技法をいろいろしてみるーの後編です
■7.ドリッピング(油彩)
薄めの塗料を固い筆に染み込ませて
それを降りかけることで
雨汚れなどの表現ができるそうな
僕、これをやるのは実は初めてですー
豚の毛の筆を使ってみよう
塗料は油彩、溶剤はターペンタインでいってみます
指や調色スティックを使って
キットに向かってピンピンとハジくことで
自然な雨汚れを再現できるんですな
これは面白いねー
ドリッピングが終わった直後の図
で、実はこれ、乾燥したら、ほとんど消えてしまいました
フィルタリングを行うくらいに希釈したんだけど
あれでは薄すぎたんだなー
でもうっすら残ってるんで、
やっぱこれくらいで丁度よかったのかもですー
■8.泥ハネの表現(アクリル)
ハジく系の第二弾です
泥がハネた表現ってことで先ほどと同じ固い筆で
アクリル塗料のビンのフチについた
やや乾いた感じの濃い目の塗料を筆にとって
ドリッピングと同じようにキットに向かってハジいてみます
おおー!濃い目の塗料を使ったんで
バッチリと泥ハネができましたー
ちょっとやりすぎたかな?
これも初めてだったんで、
変化が面白くて、ついたくさんやってしまうねw
あと、ここで一回クリアーでセーブします
つや消しクリアーを吹きました
■9.オイル汚れの表現(エナメル)
エナメルのクリアーオレンジを使って
オイル汚れを入れてみます
ちょっと彩度を落としたかったので
油彩のローアンバーで調色して、
溶剤は乾燥時間の遅いエナメルシンナーを使ってみます
塗料を置くような感じで、
オイルが漏れている的な感じとか・・・
筆を下に向かって動かして
オイルが垂れ流れているような感じで描いてみます
塗料を置いた後に溶剤をチョンと置くことで
シミみたいなのも残せます
ちなみに、このオイル汚れの表現は
「コピック」でやるのも手軽でオススメですー
■10.チッピング(油彩)
次はキズの表現であるチッピングにいってみます
チッピングには、
「シリコーンバリアー」や「ヘアスプレー」を使って
塗膜を剥がす「リアルチッピング」と
今回のように塗料を置いていく
「描くチッピング」があります
で、描くときのポイントは
「密度が不均一」になるようにするのが
リアルに見せるコツ、ということなんですけど
ムズイんですよねーw
今回はスポンジを小さくちぎって
やや乾いた油彩でポンポンしてみます
エナメル塗料でもモチロン大丈夫です
僕、このチッピングがヘタなんですよねー
この写真なんて、
「どこだ?どこが一番うまくいった!?」
って場所探して撮ってるからねwww
きっと皆さんの方が上手にできると思うですーw
■11.シャドーイング(油彩)
影となる部分に、暗めの色を入れる表現です
暗く見える部分を最初から暗くしておくことで
人間の「モノを見る目」を補完して
「立体物の立体感」を強調する効果がある、
という理屈みたいです
って、もしかして説明がワケワカメですかね??
なんか上手く言えてない気がするww
これはコピックでもよくやるんですけど
油彩がすごく馴染むんで今回は油彩を使ってみます
僕、このシャドーイングはかなり好きな作業でして
筆のタッチっていうんですかね?
それを残す気持ちでやってたりします
これをやってると、なんか自分が
画家になったみたいな錯覚に浸れるんですよw
ただ塗装表現として「実物らしさ」の再現とは
方向が違うと思うんで別にマネしなくていいと思うですw
こうやって描くのが、なんか楽しいんですよねーw
僕は絵というものが全然描けなくて、
もうスネ夫しか書けないんですけど
プラモデルならデッサンの部分は
すでにキットがしてくれているわけで
僕は塗るだけでいいワケだから、プラモデルって、ほんとありがたいんだよねぇー
ってそんなんどうでもいいね、すいません
■12.スス汚れの表現(油彩)
これは特別、紹介するまでもないねw
少し乾いた油彩をこすりつけて
エナメル溶剤を垂らしたら
こんな感じになりました
■13.サビの表現(ピグメント)
サビの表現は、いろいろ方法があると思います
とりま今回はピグメントを使って軽めにやってみよう
定着はアクリル溶剤や、薄めのエナメル塗料です
筆は日本画用の「ボカシ筆」が使いやすいって
たしかアラーキーさんのブログで拝見した気がします
軽めに、とかいいつつ、
ゴッテゴテになってしまったw ←痴呆
■14.ドライブラシ(ウェザリングマスター)
ドライブラシも、いろいろ方法があると思いますけど
今回はタミヤのウェザリングマスターを使って
凹凸の凸の部分に、少し明るめの色をつけてみます
「塗装の段階でハイライトを入れる」
的な感覚でやってみます
カラーモジュレーションってやつですな
ウェザリングマスターは付属のブラシでこするだけで
塗料が定着するんで使いやすいです
てゆーことで、
こんな感じで完成としますー
最後にコピックを使おうと思ってたんですけど
その気がなくなって止めちゃったw
撮影、相変わらずムズイわー・・・
久々にカメラ持ったら
F値って絞ると・・・どうなるんだっけ??
って忘れてたぁぁー
これって米軍ぽい感じなんかな?
僕、ミリタリーの知識がゼロなんで
全然わからんww
もっと背景をボカすにはF値を・・
あれ?どうするんだっけ?
なんかイイ覚え方、ないんかなー? ←ggrks
今回の制作で唯一満足できるのは
識別帯をマスキングなしでラッカーで塗ったことですよw
あ、でもレールガンのシミ、かっこいい!
今回の塗装の中で一番気に入ったー!w
ウェザリングの開始時と見比べてみるぞな
ずいぶん味がでましたなあw
今回のオイル汚れは
ちょっと海外モデラーぽいね
向こうの方の作品って彩度が高くて鮮烈なんですよねー
(追記)
にゃにゃにゃんとー!
横山先生からお言葉を頂けましたー!!
ありがたきでございまするー!うるうる
横山 宏 「いいですね。錆び表現の参考に。」
シャドー部分にはパープルを最初の段階で入れてたんだけど
最後にコピックでさすのもアリなんですよ
ここで紹介したのは横山先生の塗装術と
あと戦車模型のウェザリング技法でっす!
そうだ、あとマシーネンは太陽光で撮影するのがオススメです
太陽光で撮影すると解像度が上がって男前度が200%アーップしますー!
ひとことでいうと
基本塗装の筆のむらむらもウェザリング塗装のガスガス汚しも
すべて解像度を上げるための作業なんですよ
解像度が上がればそれだけカッチョ良くなる
というのが横山先生の教えなのですー!
てゆーことで、
よくやっているウェザリングを紹介したり
はじめてやる技法を試しながら
制作しますたー
はじめてマシーネンを作られる方への応援記事としてやったんですけど
まぁ僕はヘタなんでねーw
もっと上手な方の作品を参考にしてほしいすなー
僕も実際、他の方の作品とか見て参考にさせて頂いてます
ちなみにウェザリングの順番とか
別にこの通りじゃなくてダイジョブですし
行ったり戻ったりと何回繰り返してもオッケーでっせー!
じゃあ制作を楽しんでくださいましーねん!
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